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レモンから思うこと


レモンから思い出したことがある。


それはパレスチナのことだ…
以前、「パレスチナとレモン」というタイトルのnote記事を読んだことがあったからだ。



「レモン」といえば、今ではアマルフィのような地中海沿岸地域が産地というイメージがある。
地中海沿岸地域で、もともと育てられていたのは「シトロン」

「レモン」の原産地は、インドのヒマラヤ山麓なのだという。
植物は自分で移動するわけでないから、長い歴史の中でいかに人々が交流していたかを想像させる。

陸路だったのか、海路だったのか…
歴史的なことはともかく、
長い年月を経てシトロンが育つ地中海沿岸地域にも伝わった。



パレスチナの特にヨルダン川西岸地域は肥沃で、農業が盛んだという。

ここに紹介した、「パレスチナとレモン」が投稿されたのは2022年5月。
その一部をご紹介しよう。

地中海の恵みを受け、豊かな水源と土地に恵まれたパレスチナでは、オリーブやイチゴ、ブドウなど多様な農産物が栽培されているのです。

そしてさらに、これらの農作物に加えて、パレスチナではレモンの栽培も盛んに行われていることはご存知でしょうか。

「パレスチナとレモン」より


…レモンは、当然ながらパレスチナの食文化に深く浸透しており、味付けや飾りなど様々な場面で使用されています。レモンはまさにパレスチナ料理に不可欠な食材なのです。

パレスチナとレモン

その中には、パレスチナ風レモネードの作り方も紹介されていた。


また、「ガザの漁業とシーフード」という記事では、ガザの暮らしと食のことが紹介されていた。



この記事も引用させていただく。

漁業はパレスチナ人の食卓を支える大切な産業であることは間違いありません。

現地で実際に食べられている魚としては、ボラなどの白身魚が多いです。それ以外では、エビやカニと言った甲殻類もよく食べられています。基本は他のアラブ地域と同様、数種類のスパイスやレモンとともに調理されます。

ガザの漁業とシーフードより

このようなnote投稿は昨年以降、途絶えている。

そんな「普通の暮らし」が出来なくなってしまったからだ…



今日、近所の庭の片隅に「レモン」の木があるのに気づいた。
まだ色付かない緑の大きな実が、たわわについている。
日本で実るのは9〜11月。


ガザの子どもは今日、何を食べているだろうか…
そのことを考えると心が傷む。

一日も早く、パレスチナの親子が安心して暮らせるようになってほしいと祈らずにはいられない。
そのことはイスラエルのたくさんの人たちも思っていることだと、私は思う。

ひとりの祈りは雨粒のようなものかもしれない。
世界中の平和を願う雨粒のような祈りが集まって、あの戦火を消したい…

実りかけのレモンを見上げながら、そう思った。





小牧幸助さん
いつもありがとうございます。
久しぶりに参加させて頂きます。
よろしくお願い申し上げます♪


#シロクマ文芸部



昨年11月に投稿した記事です。

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