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令和の腐女子はSEX PISTOLSを読め

しいたけ

SEX PISTOLS とは？

ある程度腐女子をしていれば「セクピスパロ」という言葉、親の「彼氏は？」と同じ頻度で聞いたことがあるだろう。

『重種』『斑類』…用語は聞いたことがあるけど、ぶっちゃけ何？動物になんの？こんな中途半端じゃいけない。

知ろう、SEX PISTOLSのこと。

セクピスの世界は斑類と猿人にわかれる。斑類はマジで数が少ないし、レアになればなるほど繁殖力も落ちる。だから斑類はめちゃくちゃなガキの生み方をする。おまけに男でも孕めるし、女でも種付け上等なので、

パパがママだったり、ママがパパだったりする。← いいの？こんなの

詳しい説明は公式サイトを参照するのが一番だろう。
あと、この時点で興味を持ったらもうこんなnote読むのやめてAmazonで買ってください。

https://www.b-boy.jp/special/sexpistols/world.html

ビーボーイ公式サイト「SEX PISTOLSの世界」より

SEX PISTOLSは礼儀

オメガバース、Dom/Subユニバース、ケーキバース…
世の中にはバースが多すぎる、腐女子は一旦落ち着くべきだ。

そんな多岐に渡りまくるバースの中で、TOP OF THE TOP、バース系BLの総本山、それがセクピスと言っても過言ではない。

全11巻。思ったより少ないね。
と、言うわけで深夜にいきなり思い立ち、とにかく全巻買ってみた。

感想としては
めちゃくちゃ面白かった。
あと、思ったよりエロが少ない！
ガラス張りのホテルのスイートで「見えちゃう」とか、無いの！？

次の段落では未読の方向けのおすすめポイントをまとめる。
その次の段落では既読の方向けのネタバレあり感想をまとめるので、未読の方は次の段落を読んだ後、ソッコーKindleで全巻買って欲しい。

こんな時にセクピスは読む

  • バース系が好き

  • BLの考察とかも好き

  • すれ違いが好き

  • 自分の価値観の外のBLが見たい

  • 割と古き良きBLの絵柄を愛せる

一つでも当てはまったなら、ぜひ購入してほしい。絶対にハマるから。

こんな時はセクピスじゃないかも

  • バース系は苦手

  • あんまり頭使ってBL読みたくない

  • なるべく自分たちの範囲の貞操観念や、価値観のBLが読みたい

  • 古き良き絵柄は気分じゃない

  • とにかくエロとセックスが見たい

一つでも当てはまったら、今はその時じゃないかも。でもいつかきっとセクピスの日は来るはず。セクピスを選択肢に入れておいて欲しい。
これがAmazonのリンクだよ。

【ネタバレあり】感想【11巻全部読んだよ】



↓



いや、ごめんなさい、ぶっちゃけ舐めてた。
なんでもっと早く読まなかったかな。
個人的に一番好きな二人は米国としろ。せつねぇよ。男嫌いの米国の唯一がしろってところもいいし、しろがまだ米国の愛のデカさをそんなに自覚してないのもいい、米国が傷つけたせいだよしろの自信があんま無いのは💢
責任とって幸せにしてください。
後継としての責務が増え始めて国政に少し置いて行かれているような気分になっているであろう米国をしろは支えてください。そして斑目を背負いこみすぎている国政を気にかけてやってください。お願いです。

愛美と犬飼の関係もいいね。ああいうのはマジでいい、愛美のお姫様みたいな態度と、犬飼の従者としての態度と、同級生の友人としての態度の差が好きだな、成就してほしい、いや、すな。

キャラクターで言えばマキオが一番いい。悪しき家父長制のクソでかい家の根元がまさか女！？かなり驚きました。マキオ、カレン、デイビット、マクシミリアン、この辺りの複雑さは大体この女が悪い。
黒目がちで読めない表情も、彼女の怪しさを表しているし、そんなマキオがカレンにまるで頭が上がらないのもいい。愛を感じる。

お気に入りの人間関係はありますが、
それはそれとして10巻、むずすぎないか？急にギア上げないで

これ私がファンブックを購入していないからわからないんでしょうか。

  • 金森先生の「上位種の拘束」の「墓石」と評されるほどの厳重さ

  • 斑目巻尾と斑目春基の”状態”

  • 開いた「柩」

  • 春基が内包する軍団の正体

  • クラチラって何？

  • 「結節点」って何？

とにかくわかんないすぎる。まぁカガシ君も

「いったい…何が何やら…______」

って言ってたしね。そんなのはこっちのセリフです。
11巻もかなり引っかかるところはあったけど、10巻の結納が一番えぐい、誰かわかる人助けてね。

愛美の腕はなんですかあれ、でも「母親からもらった肉体が耐えられない」みたいな表記もあったし、しろと同じパターンで自分の魂元に何かしらの細工が加えられているのかも。

ブラインドが解かれた円谷と国政の今後も気になるし…。
何はともあれ初夜おめでとう、私は一晩で初夜までたどり着いたからいいけどめちゃくちゃまってこの初夜だったらちょっと驚くかも、どこまでも安心させてくれないねお前たちはさ。

セクピス、難しいよぉ、おもしろいよぉ、
読む前に知っていたセクピスのルールたちはセクピスを取り巻く土台にすぎなくて、大筋の話ははるか上空で繰り広げられている感じがいい。

次の巻まだかなぁ、新刊が出たら感想や考察もまとめたいね。
あと、途中の巻から冒頭に挟まるポエムがえぐい、かっこよすぎだからね、私もnoteの最初に毎回ポエム入れたろうかな。

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