見出し画像

キーボードを買い替えたよって話


小説を書くのに適したキーボードはなにか


ゴルフ肘は突然に


最近だとスマホで小説を執筆する人もいると聞く。
だが、ボクはPCで執筆する派である。
となると、欠かせないのがキーボードだ。

もともとボクは赤軸のメカニカルを使っていた。
まぁ可もなく不可もなく、無難な選択というやつだろう。
キーボード沼にハマっていないので、あまりこだわりはなかったんだ。
ただ、事情が一変することがあった。

ある日、いつものようにキーボードを打っていると肘に痛みを感じた。
数日間、湿布を貼っても治らない。
入浴中にマッサージをしても一緒だった。
しかも日に日に痛みは増していく。

あ、これダメなやつだと思ったのが一週間後くらいのタイミングだった。
翌日、整形外科を受診してみた。
診断結果はゴルフ肘。

初老で口ひげを蓄えた医師は言った。

「うん、キーボード打ちすぎだから。とりあえず安静にしてね」

そして、ロキソニンの湿布を処方してくれた。

安静にしてね、と言われても困る。
なにせボクのお仕事は文章を書くことだから。
それに加えて、空いた時間で小説まで書いている。
しかも毎日更新だ。

べつに毎日更新は自慢ではない。
単純に自分の性格から言って、休んでしまうとズルズルと書かなくなるのがわかっているからである。

ただまぁ肘の内側がすごく痛くなることがある。
そこから湿布を貼りながらの執筆をすることになった。
たまに痛みが酷いときは錠剤のロキソニンを飲む。

一度、整体に行ってみたんだけどね。
その場では楽になっても、継続性がなかった。
では、どうすればいいのか。

ボクは考えた。
そして、思いついたのがキーボードを買い替えるであったのだ。



キーボードは何を選ぶ?


キーボードを買い替える。
なぜ、そんなことを思ったのか。
打ちやすいものにすれば、負担が減るのではと思ったからである。

そこからボクはキーボード探しの旅にでた。
資金はカクヨムのリワードだ。
実に正しい資金の還元ではなかろうか。
小説を書いていただいたリワードで、小説を書くのに還元する。

ってことで予算的には東プレのリアルフォースだって買えるわけだ。
ただまぁリアルフォースってあんまり好きじゃない。
実は一度、ショップで試し打ちをさせてもらったんだよね。

なんというか。
自分にはあの独特のスコスコ感があわなかった。
なので、リアルフォースは除外。
英語配列のキーボードは嫌なので、同じく高級キーボードで有名なHHKBも除外する。

となると残る選択肢は3つだ。

  • パンタグラフ

  • メンブレン

  • メカニカル

この中から選ぶのなら、打ちごこちの好みはメカニカルだ。
赤軸よりも軽いとなると銀軸あたりがスタンダードだろう。
んーでもなぁと悩んでしまう。

そんなときに見つけたのがオプティカルスイッチというやつだ。
大雑把にいうと、メカニカルのメカ部分が光方式になっているもの。
従来のメカニカルよりも軽い打ち心地だという。
あと物理的に壊れないというのも気に入った点である。

ボクはさっそく走った。
PCショップへ。
しかしその店舗にはオプティカルスイッチのキーボードはなかった。
いや、在庫としてはあったんだ。
でも、試し打ちはしていなかった。

となると、一か八かのギャンブルになってしまう。
まぁそれでもいいかと思った。
だって肘が痛いんだもの。


そしてボクはキーボードを選ぶ


実はオプティカルキーを採用したキーボードは多くない。
ということで、ボクは3つくらい候補を選んだ。
その中から口コミやデザインなんかを考慮してみた。

最終的にボクが選んだのはドイツのメーカーのキーボード。
ROCCAT Vulcan TKL Pro である。

色々と見ていたんだけど、なんだかんだでデザインが気に入ってしまったんだよね。
あと打ち心地という面で見ても問題なさそうだった。

実際に買ってみてどうなんだい?


さて。
最後に購入したROCCAT Vulcan TKL Pro の使い心地も書いておこう。

実はかなり気に入っているんだ。
何と言っても打ち心地が軽い。
このキーボード、地味にボクの好みにあっていると思う。

音もあんまりうるさくないしね。
打っていてあまり疲れない。

じゃあ肘の痛みはどうなんだというと少しマシになった気がする。
恐らくだけど、腕にかかる負担が減ったんじゃないかな。
そのくらい軽い。

あと色がきれいなのもいいね。
ボクは明るいと目がチカチカしてしまう。
なので部屋の電気はいつも暗くしているんだよね。
だから、キーボードはできれば光ってくれる方がいい。

ちなみにボクはデフォルトからイジっていないんだけど、専用の設定ソフトもある。
なので幅広い用途で使えるんじゃないかな。

次はいつ買い替えるかわからないけど、とりあえず今回の買い物は大正解。
なにげにキーボードについたボリュームコントロールが気に入っている。

小説に適したキーボードはなにか?


結論から言えば、人それぞれだ。
文中にあげたリアルフォースがいいって人もいるだろう。
そうじゃなくてメンブレンやパンタグラフの方がいいって人もいると思う。
なにが言いたいかっていうと、個人の好きにすればいいってこと。

ただ、ボクの場合はオプティカルキーが想像以上にあっていた。
軽い打ち心地が本当に気に入っている。
負担も減ったと思う。

あと、キーの高さがフラットなのもいいね。
個人的にはこっちの方がいい。
ゲーミングキーボードだとステップスカルプチャーを採用していることが多いんだけどね。
あれ、あんまり好きじゃないんだ。

ってことで。
ボクにはROCCAT Vulcan TKL Pro があっていると思う。
長く使っていれば、また違った感想になるのかもしれない。

だけど、ボクと同じようにリアルフォースが苦手で、軽い打ち心地のキーボードを探しているって人にとってはROCCAT Vulcan TKL Pro があっているのかもしれない。

もちろん好みは人それぞれだから合わないこともあるだろうけどね。

ってことで。
今回はこの辺で。





いいなと思ったら応援しよう!