空と蝉と栗(ポエム)
雲の形を見ていると…、
顔に見えたり、
魚に見えたり、
ソフトクリームに見えたり、
面白いなぁ…。
雲の数が多い程、
空の広大さを感じ、
真っ青な空も、
澄んだ空気を感じる…。
新しい世界が、
空では、毎日毎日生まれ、
限界なく表情を変えてくれる。
飽きない世界。
ただ、
今朝はドンヨリ気味…。
青空、チラリ、
雲の隙間から、チラリ…。
雲も流れて流されて、
どんな変化を見せてくれる?
秋なのか?
夏なのか?
まだわからない…。
カラカラと、
落ち葉を転がす風の足音…、
まだ聞こえずに、
額に汗、滲む今日。
アブラ蝉の亡骸はどこへ?
ツクツクボウシは、
知らん顔で、
まだ鳴いている…。
夏の終わりだよ!
さぁ!どうしますか…?
夏は、終わりだよ!
ツクツクボウシも、
額に汗、汗、汗…。
焦りにも似た汗、ポツリ滲む…。
落っこちた栗の実は、
それを見上げて笑った!
落っこちてるのに笑った!
やっぱり…、
夏は、
終わったのね…。