30代男性が不倫されて、1年で再婚した話〜割と何とかなるよ〜

noteを書いてみた経緯

 何かやりたい事がないかと探している日々の中、妻から「30代バツイチが20代美女と再婚する方法、って、noteに書いてみれば?」と提案されました。

 再婚の方法は兎も角、不倫されたことに関しては色々思うこともあるので、書いてみることにしました。とは言え、どうやって書いていいかわかりません。なので、経験談を書いて、あとは読んでくれた人が良いように感じ取ってもらえればいいや!という、人任せな記事になっています。

 ひとつひとつの出来事に、思うことが沢山あるので、細かくはそれぞれ別の記事を書きたいと思います!(飽きなければ…)

自己紹介

・ 渡邊
  30代前半 会社員(色々平凡です。同級生に一人はこういう人いるよねー、ってタイプです)
  バツイチ(4年の交際後、結婚。8年の結婚生活をした元妻に不倫され、バツがつきました。)

・ 妻
  20代後半 会社員(高学歴、高収入、細身、イケメン)

・再婚について
   マッチングアプリで出会い、半年の交際で結婚
 妻は初婚です。よく私と結婚してくれた。。。
 一生感謝していきます。

不倫されて苦しんでいる方へ

 最愛の人に突然裏切られる苦しみは、経験した人にしかわからないと思います。不倫発覚当初は周りの人にも言えず、一人鬱々と苦しみ、伝えたら伝えたで、必要のないアドバイスに苛立ったり、無駄な心配をさせて心苦しくなったり、、、気丈に振る舞っているけど、常に感情が爆発寸前で、耐え難くつらい日々だと思います。

 そんな先の見えない辛い思いをされている方に、こんな未来もあるんだと伝えたくて書きました。

 上手く伝えることは出来ませんが、タイトルのとおり、「まあ、何とかなるかもな〜」と思ってもらえたら嬉しいです。


1.不倫の発覚

 大学生から付き合っていた元妻。結婚生活8年が経とうとしていた時に、不倫が発覚しました。
 “私の中では”、不倫されるほど夫婦として冷め切ってはいませんでした。休日は二人で出かけるし、夜寝る前には仕事の悩みを相談し合ったり、馬鹿話をしたりして、良くも悪くも平凡な仲良し夫婦だった、はず…。もちろん、時々気まずくなるような喧嘩をすることもあったけど、それでも翌日には仲直りをしていました。

 そんな順風満帆な夫婦生活は、元妻の不倫で崩壊しました。

 不倫発覚時、あまりの怒りに初めて人を怒鳴りつけました。私の母が不倫され、シングルマザーとなっていたことから、不倫に対する嫌悪感が人より異常に強いのだと思います。ただ、手は出していないし、怒鳴りつけるのも数分の出来事で、すぐに落ち着きました。

 落ち着いたのと同時に、目の前で道が大きく2つに分岐していました。関係を再構築するか、離婚するか。

2.離婚の選択

 離婚することで、何がどうなるかなんて想像できませんでした。ただ、この状態を最短で終息させたいという思いが一番にありました。
 そう思った瞬間、元妻の両親に電話し、不倫が発覚したこと・離婚することを伝え、それが終わったら、不倫相手にも電話し、離婚すること・慰謝料を請求することを伝えてました。逃げたら、どんな手を尽くしてでも追い詰めることも申し添えて。

 不倫発覚から、ここまでで30分も掛かっていません。唖然としている元妻を無視して、離婚届を役所に取りに行き、そして、2時間後には離婚届に署名まで済ませました。

 あまりに勢いが良いので、元々愛してなかったのではないかと思われそうですね。。。
 一応補足しておくと、私はかなり愛妻家でした。結婚〜離婚まで、一貫して「元妻を幸せにするために自分の人生を使う」と公言しているくらいです。周りからしたら痛いやつだったかもしれませんが…笑

 話を戻します。
 この離婚届の記入までは、興奮状態で一気に駆け抜けたので、まだマシでした。でも、この後、離婚届の提出、引っ越し、新生活と、その都度メンタルが揺さぶられ、どん底に突き落されていくことになります。

3.離婚届を提出するか迷う

 離婚届を書いたは良いものの、離婚届には結婚届と同様、保証人が必要です。だから、すぐに提出はしないで少し元妻と話をしました。「なぜ不倫をしたのか。」、「これからどうしたいのか。」

 簡単に言えば、不倫した理由は「出来心」で、これからどうしたいかは「離婚したくない」という話でした。

 率直な感想は、「え?」

元妻が何を言っているか全く理解できない。バカみたいなところも愛らしいと思っていた元妻は、本物のバカだったらしい…

 でも、ここから情緒が揺さぶられて辛かった。元妻が「離婚したくない」と言ったことが嬉しくて、どうにか一緒に居られないか、考え始めてしまった。私もかなりの大馬鹿です…
常々、
 「諦めなければ、大抵のことはどうにでも出来る。」
 「人生一発勝負、自分の好きな選択をして生きる。」
そんな考えで生きていたので、「離婚しない道があるのか?」などと、頭の悪さ全開で考えだしました。

4.再構築の道を探る

 いざ再構築をするとなると「二人が納得している状態」を実現する必要があります。とりあえず、他人の目や倫理観を無視しても、二人が納得できれば問題ないとして…。
 その場合、元妻の納得する状態は「離婚しないこと」らしい。深堀したくて、「離婚した上で一緒にいることは良いか。」「逆に、不倫されたらどうするか。」と質問しました。

「離婚して一緒にいるなら、何で離婚したんだろうと思う。」
「不倫されるのは嫌だが、自分がしてしまったのだからしょうがないと思う。」
 二つ目は理解できるけど、一つ目はよく言えたな。。。

 何はともあれ、二人が納得する道は「とにかく、離婚しないこと。」の先にあることがわかった。つまり、私が「離婚しないこと」に納得できれば、再構築が可能なのであると。

 例えば、
  ・不倫し放題で離婚しない。(倫理観はさておき)
  ・兄弟のように家族として迎えることで離婚しない。
   (姉や妹が不倫していても、家族であることには変わりはない。)
  ・元妻は売春をして、お金を稼いでくれたと納得して離婚しない。
   (過去を違った形で解釈してみたり)
     ・・・

屁理屈だけど、ある面では納得出来なくもない。でも、もちろん心から納得はできませんでした。

「残りの何十年を、この人の幸せのために使えるだろうか。」
「死ぬ間際に、この人と一緒に過ごせて良かったと思えるだろうか。」

無理無理。どんな屁理屈を並び立てても、納得出来ない。それでも、まだ考えが足りないだけか…?なんて、考えたり…

 そうやって、不倫発覚から数日うじうじ過ごしていました。

閑話休題:不倫発覚から数日間の生活

 不倫は「心の殺人」と言われるように、やられた方は心が死にます。私の場合、生活に以下のような変化がありました。

•食欲
 全くなくなります。手が痺れて、流石に倒れるなぁ〜と、仕方なく卵かけご飯を1日2回食べる生活でした。

•睡眠
 かなり睡眠が浅くなりました。毎朝「あっ、こっちが現実か〜」と落胆します。

•性欲
 もちろん、なくなります。テレビのベッドシーンで怒りがフラッシュバックします。テレビって不倫の話多すぎません?

•仕事
 集中力がなくなりました。単純に「仕事してる場合じゃねぇ!」って思ってました。あと、怒りがフラッシュバックしてトイレで心を落ち着かせる時間が増えました。

今振り返っても、人生のどん底です。
ただ、どん底に浸るのは数日で終わりました。抜け出すきっかけは唯一相談した後輩の一言でした。

5.離婚の決意

 不倫発覚から数日後、職場の後輩とランチ行き、悶々としていることを吐き出しました。その時に言われた一言

 「先輩は奥さんのこと許してあげても良いですよ。代わりに、俺が許さないんで」

危うく泣きそうになりました。
自分でも気が付いてなかった孤独への恐怖に対して、「無条件で味方でいる」と宣言してくれたんだと思います。

ここで決意しました。

こんなことを言ってくれる後輩に、ダサい生き方は見せられない。絶対に離婚するし、諦めなければ人生どうとでもなるって所を見せてやろう。

不倫するような不義理な人達の影響で、自分の人生がつまらなくなるなんて絶対に許さない。

人生のどん底は見た。心は殺された。
OK!ここから生まれ変わって人生2周目だ!
後輩の人生に、面白い生き方をする先輩がいたって、刻んでやる!

 こんな感じで開き直りました。

 もし、誰に言えばいいか悩んでいる方がいれば、是非「信頼できる後輩」に相談してください。
 先輩、友達、親、こう言った人に相談した場合、私たちのことを心配してくれて、どうにかしてあげたいとアドバイスをくれると思います。

 でも、打ちのめされている私たちに必要なのは、解決に向けたアドバイスではなく、壁打ち相手です。苦しいですが、自分以外には、誰も私を納得させることは出来ません。

 後輩は人生相談された時に、アドバイスなんて出来るわけなくて、ひたすらカウンセラーとして色々聞いてくれます。そう言った点で、相談は後輩にするべきだと思います。
(その後輩は人付き合いが極端に嫌いですが、私とは未だに付き合いを続けてくれていて、感謝しています。)

ということで、まずは、最速で全部清算することに動き出しました。

6.不倫相手との対峙

 自分の人生にこんな日が来るとは…
そんなことを考えていたと思います。不倫相手を呼び出した理由は、示談書にサインさせるためでした。そんなものは、法的に有効ではなかったと思いますが、「不倫した事実を認めること」、「指定の慰謝料を払う意思があること」、「軽はずみな行為で人の人生を変えたことを認識させること」これらを達成したかった。

 駅の改札でイライラしながら待っていたら、相手が来ました。
 実際に会った時の印象は、
 「え〜、これかよ〜」
 お世辞にも魅力的には見えない…

 不倫相手は、第一声で頭を下げて来ました。さっきまでの変な落胆の気持ちが、一気に怒りに変わりました。そうなったら、どうしても我慢出来ず、「一発ごめん」と声をかけてから、思いっきり頭を引っ叩いてました。

 その後は、もう聞きたいことはことはないと思い、相手に慰謝料を払わせることだけ考えて話をしました。

 慰謝料を払わなければ職場にいられないようにする。お前は遊びで人の人生を壊した。一生許さない。慰謝料を払えば、これで終わらせる。お前らとはもう関わりたくない。

 振り返ってみたら、意図せず「暴力+脅し+救済」で、まるでDV彼氏です。。。

 何はともあれ、後日無事に慰謝料が振り込まれ、これで不倫相手とは決着しました。

 余談ですが、彼女が出来た時に示談書を見せることで、自分が有責で離婚したわけではないことを証明出来たので、かなり助かりました。口では何とでも言えますからね。

7.新生活の準備と情緒不安定

 元妻に離婚することと、慰謝料の金額を告げて新生活の準備に入りました。
 この時期は、離婚届を出す時、不動産屋に行く電車、色んなところで我慢出来なくなって泣き出していました。また、怒りがフラッシュバックすることも多々ありました。

 こんなに情緒がおかしくなったことなんてなくて、自分の心は壊れてしまったんじゃないか…、と怖くなっていました。実際、壊れていたんだと思いますが。

 それでも、前向きに生きていくと決めたので、慰謝料の力で無理矢理前進していきました。
 具体的には、新居は高額でも満足いく所に即決。家具、家電も、値段を気にせず口コミが良いものを即買いしてました。

 振り返ってみても、この使い方に後悔はないです。倹約家の自分が、お金よりも心を優先出来たのは、本当に良かったと思います。

 引っ越しが終わってからも、時より不安定な気持ちになることもありましたが、元妻の顔を見なくて済むだけで、だいぶ心が安定してきました。

8.恋愛ブランク10年のリハビリ

 そうこうして、一人暮らしを始めて1ヶ月
そろそろ恋愛してみるか〜と、思い立ちました。

ところが…
 あれ?恋愛ってどうやるの?
 そもそも、どんな人が好きなの?
 どうやって出会うの?

まるで学生ですが、恋愛に関しては10年以上ブランクがあったので、何をどうしていいかわかりませんでした。

でも、ここで諦めるのはまだ早いかと。とりあえず、思い付くものは全部することにしました。

①職場で探す
②紹介してもらう
③マッチングアプリを使う

結果
①職場
成果なし。
独身の女性は多かったのですが、実際に話をすると、恋愛対象になる母数がかなり少なく、成果はありませんでした。
例えば、
 •そもそも同僚は対象外としている。
 •今は恋人を探していない。
 •すでに恋人がいる。
そうなると、気になる人を見つけたとしても、即終了します。

ただ、この結論に辿り着くまで、色んな飲み会に行って、沢山の人と交流を持てたので、それはそれで良かったと思います。

②紹介
成果なし。
紹介して欲しいと種を蒔いてから、声が掛かるまでタイムラグがあり、実際に会う所までいきませんでした。
(妻と付き合った後に、紹介したい人がいると声が掛かったので、お断りしました。)

③マッチングアプリ
成果あり。
マッチングアプリは私とかなり相性が良かったです。10年前はマッチングアプリなんてなかったと思うので、感謝してます。
マッチングアプリの何が良かったのか、箇条書きしてみます。

•プロフィールを作り込んで、自分の内面を表現できる。
•メッセージの頻度が少なめで、気楽
•恥をかいても、今後関わらない人なので気にならない。
•諦めなければ何度でも挑戦できる。
•相手も恋愛前提なので、探りを入れる必要がない。
•バツイチでも問題ない人とだけ連絡を取れる。
•生活圏では出会えない人と出会える。
•かなり真面目にやっている人が多かった。(たまたまですかね…?)

これだけの良いことがあります。

一方で良くないことは、
•5,000円程度の月会費が掛かる。
•インターネット上に自分の写真を公開することになる。
くらいです。
私はSNSを一切やっていなかったので、インターネット上に顔を載せる行為に、かなり抵抗がありました。
しかし、これは二度目の人生。そう思えば、大した問題ではありませんでした。何なら、アプリをやっていることを公言して、後輩に布教してるくらい開き直ってました。

そんなこんなで、色んな人に会って過ごしていました。運良く、出会った人達はみんな自分に好意を寄せてくれました。そのおかげで、不倫で根こそぎイカれた自信を少しずつ取り戻しました。

そして、今の妻に出会いました。

10.妻との再婚

 妻と出会ってから再婚までの間、バツイチであることがマイナスに働いたことを書いておきます。

・妻が、元妻に未練がないか、不安を感じてしまう。
 私が不倫されている側なので、未練がないのか気になっていたようです。これは、不倫の証拠を見てもらったり、どれだけあり得ないことか伝えたり、妻を世界一大切に思っていることを伝えたり、全力で不安を取り除いてました。

・妻のご両親が心配する。
 これは、一瞬でした。実際にお会いして、一生大切すると約束したので、少しは安心していだけたかな?これからも、妻の楽しそうな姿を見てもらって安心してもらいます。

その2つだけです。
どちらも、安心してもらえるように努力を尽くすことで解決出来る問題かと思います。そう言った意味では、離婚がどうにもならない問題にならず、良かったです。

 こんな私と結婚してくれた妻と、家族として受け入れてくれた妻の家族には感謝してもしきれないです。

妻へ
世界一愛してるよー!
もし、このnoteを見つけたとしても知らん顔してください。文章を見られるのも、心の内を見られるのも、色々恥ずかしいです。。。

最後に

 ここまで読んでくださった方に、今の本音をありのまま曝け出しておきます。

不倫が発覚したのは1年前です。
 今では、元妻のことを思い出して、苦しくなることはないです!…と、言いたい所ですが、未だに、ほんの少しだけ、悲しい気持ちになります。絶対に未練ではありません。元妻は自分と出会ったことで、不幸なったのかもしれないという、傲慢さです。そんなに影響力がないことも、元妻が招いた事態ということも、理解しています。ただ、本音では少しだけ、そんなことも思ってしまいます。
 だからと言って、元妻を許すこともなければ、再婚してくれた妻への愛が揺らぐことも、絶対にありません。

 不倫は、人生お金ではないとか、諸行無常だとか、そんな聞き飽きた言葉の意味を、心から理解する経験でした。

 世の中には、離婚も良い経験だ、人生に深みが出る、とか、そんな戯言を言う人がいます。
 私は、そんなことこれっぽっちも思いません。愛する人に裏切られることで、得るものってなんでしょう?その得たものは、本当に離婚を経験してまで手に入れないといけませんか?

 また、不倫された側にも落ち度がある、という人がいます。
 そんなことは、他人が決めることではありません。私は大抵の事情において、不倫した側が100%悪いと考えています。話し合いもせず、不倫に走る人は、大人として不出来とさえ思っています。  
 万が一でも不倫をしたくなったのなら、話し合いが先です。折り合いがつかないのであれば、その次に離婚です。その後に、好きなように振る舞うべきです。

最後までぐだぐだ書いてしまい、すみません。
これで本当に最後です。

 不倫されたことで人生は終わりません!生きていれば、何とかなります!私は、必死にもがき苦しむあなたの味方です!

また次の記事を見ていただけたら嬉しいです!

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