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「本好きの下剋上」レッサーくん同乗者まとめ①

こんにちは。
大好きな作品である「本好きの下剋上」に出てくるレッサーくんについてのお話です。

2020年のアニメ2期放送のタイミングで「本好きの下剋上」と出会い、その後お話の続きが気になり、当時の既刊小説+小説家になろうで完結まで一気読み!初読時のワクワク感や没入感は子育て中の身にはとても刺激的で、久しぶりに味わったものでした。

それからは何度も(10周以上)読み返しています。せっかく何周もするのだから、毎度何かしらの課題を設けて読み進めていて、今回の内容も、その一環でメモしていたものを記事として読める形にまとめたものです。

書いている本人ですら、需要があるとは思えない内容なのですが、ここは好きにやらせていただきます!自重はいたしません!

読んでくださった方が、少しでも「本好きの下剋上」に興味をもってくださったら嬉しいです。
ちなみに、ヘッダー画像は絵心のまったくないワタシが頑張って自作したものでございます。

レッサーくんとは

はじめに、「本好きの下剋上」を全く知らないよ!アニメしか見たことないよ!という方のために、レッサーくんの紹介をしましょう。

レッサーくんとは、主人公ローゼマイン専用の騎獣(きじゅう)で、そもそも騎獣とは「本好きの下剋上」の中で貴族たちが使う移動手段です。馬や狼など動物型をしていて背中にまたがる形で乗り、翼を広げて空を飛び移動します。動力は自身の魔力。

アニメ3期オープニングの冒頭で飛んでいる乗り物ですね。

アニメ3期では、マインは平民ですから、もちろん自分の騎獣をもっておらず、貴族である神官長フェルディナンドダームエルに相乗りさせてもらっていました。
自分専用の騎獣を持つのは貴族になってからです。

さて、ローゼマインの騎獣レッサーくんはこちら!

カワイイでしょう?どちらもTOブックスさんから発売されているオリジナルグッズです。レッサーパンダ型の車のような形をしています。

レッサーくんの誕生

ローゼマインが貴族になり、神官長の指導のもとレッサーくん(騎獣)を作りました。
小説の「3部Ⅰ  騎獣とロウ原紙の完成」、コミックでは「3部Ⅲ 第18話 騎獣誕生!」でその場面が描かれています。

ちなみにアニメではまだ描かれておりません。3部のアニメ化が楽しみです!

騎獣は自分の魔力で染めた魔石から作ります。魔石に魔力を注ぎながら、頭の中でイメージすることでその形に変化させることができます。作りたいものをより詳細に思い描くことが重要なのです。

当初ローゼマインは、遊園地や動物園によくある硬貨で動く動物(パンダ)の遊具を作りました。幼児が跨いで乗れるサイズのアレです!

次に大きめの獅子(ライオン)型も作ってみますが、そもそも遊具では空を飛ぶイメージが出来ません。

「わたしが乗れそうな乗り物で、空をバッと飛べそうなライオン……」 ネコではなくライオンだが、バス型にしてみた。電線の上をひょいひょい走っていたあの映像のイメージでなら、空も飛べる気がする。

「本好きの下剋上」3部Ⅰより

はい、ライオンバス爆誕!みょーんとドアが開くのもイメージ通りで、早速乗り込み動かしてみると、ちゃんと飛びました。が。。

「そのような奇妙な物にエーレンフェストの紋章の獅子を使うのは止めてもらいたい」

「本好きの下剋上」3部Ⅰより

と神官長にバッサリ却下されてしまいます。(ちなみに、エーレンフェストとは、ローゼマインが住んでいる領地の名前)

その後もすったもんだあり、「覚えは良くても、非常識」とか「美的感覚が壊滅的」など神官長に散々貶されながらも、最終的には、国内初のレッサーバス、名付けて「レッサーくん」が誕生したのでした。

3部Ⅰの表紙。こちらがローゼマインと神官長(フェルディナンド)です。↓↓↓


レッサーくんの利便性

どんどん本題と遠ざかる気もしますが、レッサーくんの利便性について語っていきます。

騎獣は、貴族が一人一騎持っています。常に騎獣用の魔石を携帯しており、使いたい時にパッと出して背中に乗り、空を飛んで移動します。移動後は魔石へ戻します。なんと便利な乗り物!と羨ましくもありますが、ローゼマインの作り出したレッサーくんは、もっと凄いのです!

  1. 乗り込み型である!

  2. 大きさや形を変えられる!

乗り込むという発想が大きいのです。要するに乗用車なのですが、この世界の普通は背中に跨る乗り物なので、貴族(特に女性)のヒラヒラ衣装では、乗ることが出来ません。専用の服(騎獣服)に着替える必要があります。しかしレッサーくんは、その必要がありませんし、座席に座って動かすので楽ちんです。雨も風も暑さも寒さもしのぐ快適仕様!素晴らしい!!

それから、大きさや形を変えられるのが凄いのです。一人乗り〜バス型まで自由自在に変えてしまいます。これはローゼマインのイメージ力と魔力量あってのことですが、今までの貴族の常識からは逸脱しています。

ローゼマインは、広すぎる城内を一人乗り用レッサーくんで移動したり、城と神殿の間を荷物を乗せて移動したりと用途によって使い分け、時には巨大化して建物まで壊す、まさに騎獣でも無双状態なのです(笑)

レッサーくん同乗者

◇初めての同乗者

いよいよ本題。形を自在に変えられる便利なレッサーくんですが、初めて助手席に乗り込んだ勇敢なお方はどなたでしょうか?

正解は、ローゼマインの護衛騎士ブリギッテです。ワタシのメモには、、


📝3部ⅡP.33 ブリギッテ助手席 小神殿へ 


と書かれています。
初めての遠出にレッサーくんでは心配な神官長。そこで同乗を提案したのがブリギッテでした。

「フェルディナンド様、それほど心配でしたら、わたくしがローゼマイン様に同乗いたしましょうか? 魔力を扱える者が共に乗っていれば、いざという時はわたくしの騎獣で脱出もできますし、少しは危険が減ると思われます」
(中略)
助手席のブリギッテはシートをそっと撫でながらフッと笑った。
「これは可愛いですね」

「本好きの下剋上」3部Ⅱより

神官長には不評でも、ブリギッテからは高評価をいただきました!


どんどん行きますね。では次のメモ。

ハッセの孤児を引き取るために移動


📝3部ⅡP.43 フラン、ギル、二コラ 小神殿へ


「ローゼマイン、本気で側仕えをそれに乗せるつもりか?」
「そのためのレッサーバスですよ?」 

「本好きの下剋上」3部Ⅱより

フランたちを乗せる前に、またまた、神官長と一悶着ありました。
ハッセの孤児を引き取るために、ハッセ町長に会いに行くときです。ひとまずは小神殿に向かいました。実際には助手席にブリギッテもいますが、初めて同乗する人に絞って紹介していきます。

冬の館からハッセ小神殿へ


📝3部Ⅱ P.48 ノーラ、トール、リック、マルテ ハッセ 冬の館から小神殿へ


小説では明記はされていませんが、コミック3部Ⅳで1コマ絵があります。ハッセ町長からノーラたちを買い取り、小神殿への移動するときです。
孤児を同乗させるなんて、神官長はどんなお顔をしたでしょうか?

ここまでの同乗者まとめ

ここまで(小説3部Ⅱまで)に同乗した方は以下の8名様。

ブリギッテ(護衛騎士)
フラン、ギル、二コラ(神殿の側仕え)
ノーラ、トール、リック、マルテ(ハッセの孤児)

この時点では神官長がレッサーくんに乗り込んだ描写はございません。
神官長が乗るのはもう少し先のことになります!


ひとまずの感想

レッサーくんに同乗する人をまとめていくという観点で、振り返ってみましたが、やはり、ローゼマインと神官長のやり取りは本当に小気味よくて面白いです!これが「概ねいつも通り」(ジルヴェスター談)なのです。笑い要素のバランスがよいのもこの作品の魅力だと改めて思いました。

そして、貴族の常識や魔力操作の仕組み、ローゼマインの魔力量などの情報が小出しに織り交ぜられて、魔法のある世界観がじわじわ膨らんでくる感じがワクワクします。
本当によく練られた面白い物語だなぁ。感嘆。


記事が長くなってしまったので、中途半端ではありますが、続きは別の記事に分けさせていただきます。


最後までお読みくださり、ありがとう存じます。

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