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史上最強の兄弟喧嘩。



どうも、こんにちは。弟です。

本日のテーマは
「兄弟喧嘩」についてであります。

皆さん兄弟がいる方なら
誰しもが兄弟喧嘩をしたのではないでしょうか?

それが、口喧嘩だけの家庭もあるでしょうし。
拳での喧嘩もあるでしょう。

それが
まぁー少林寺拳法の有段者である
兄と私が喧嘩をするとなると

世間一般で言われている
兄弟喧嘩とはそりゃ違いますわな。

皆様の想像通り。

睨みあった瞬間に
空は曇りだし、雷も鳴りうめき。
鳥も低空飛行を始め出します。

それを見た、町内の高齢者は
口を揃えて

「はじまりおったわい。
田中さんとこのせがれの喧嘩が!!」
と言いい、お茶を啜ったそうな。

私は当人なので
もちろんそれを見た訳ではないので
事実かは知りませんが。


そんな2人の喧嘩史に残る
「史上最強の兄弟喧嘩」が今、始まる。

私は明確に覚えている。
兄が小学校6年、私が小学校3年の
夕方ごろだっただろうか。

ゴロゴロ〜。ばっきゃーん。稲妻走る。
「また、始まりよったわい。今日はいつにも増して
空が荒れとるわい」

「お爺さん、お茶が入りましたよ。」

「、、、。」

「お爺さん、お爺さん!!
、、、、、し、死んでる」

「この辺は一体どうなってしまうの?恐ろしいわ」
と、心配そうに空を見上げるお婆さん。

ばっきゃーん。

注:当然のことながら頭から血が吹き出ます。

苦手な方、心臓に持病をお持ちの方は
スキ。とコメントよろしくお願いします。


では、続きをどうぞ。

写真があった方が分かりやすいと思うので
まずこちらの写真を見て下さい。



この形で素材は木で出来ています。
(実際のものを写真で撮りたいところでは
あるのですが、父親が今まさにその椅子を陣取っている為辞めときます。)

その日は小学校から2人とも下校し

おじゃる丸からの忍たま乱太郎の
流れも見終わり、
私は特にすることもなく。

私は特に何の意味もなく。

この椅子の赤線部のところにまたがり
1人イモムシごっこをしていた。(これが2時間くらいしてたら一瞬面白い瞬間があるんだな。

実際に今イモムシごっこをしてる姿を写真に
とってもいいとも思いましたが。父親がいる為辞めときます。急に頭おかしなったとか思われてもめんどくさいので)
 
まー幼少期のころなんて
そんなよく分からないことを不意にしてしまうもの


そこに現れたのは
紛れもなく兄、ケイタである。

そして突如
俺にもやらせろ!と言わんばかりの勢いで
私の背中の上に乗ってきたのである。

身動きが取れなくなった私は
「やめろや、やめろや」と状態も不安定の中
兄を振り払おうとした。

のまでは覚えている。

そうです。皆様のご想像通り
落ちたのである。

しかも、不運なことに
落ちた横にあったのは
大きな窓ガラスであった。

窓ガラスは足の先から頭の上を超えるほどの
高さ180センチくらいはあるであろう。

外の庭に出るための
大きな窓ガラスが2人の落ちた衝撃で
割れたのである。

私は
落ちた痛みもあったが
窓ガラスを割ってしまったという
不安と動揺で兄のことを気にしている
暇などなかった。

ちなみに家には、兄と私の2人だけであった。
父は仕事、母は犬の散歩に行っていたのである。

私自身は無傷。

しかし、兄は不幸なことに
頭にガラスが刺さりまくりの。
頭から血がピュッピュッ!である。

兄も、焦りと同様で。
痛みを感じなかったのか。
元々痛みを感じない体質なのかは
理解しかねるが。

頭から血を垂らした状態で
ムクっと立ち上がり

無言で外に
飛び出していったのである。

私は放心状態継続中。

で、5分なのか10分なのか
時間感覚はもうなくなっていたが

兄と血の気の引いた顔をした母が
2人で家に帰って来た。

母もかなりびっくりしたであろう
優雅に毛並みの良いゴールデンレトリーバーの
お散歩中に

急に前から頭から血まみれの
我が子が歩いてくるのだから

後の話で明らかになるのだが

血まみれで近づいてきた兄が
母にまず言い放った第一声は
「全部、ゆうすけが悪いねーん」だったそうだ。

イモムシごっこをしている私の上に
乗ってきたお前が全部悪いに決まっている。

母は、かなり焦っていたこともあり
特に怒られることもなく

家に着くなり、急いで病院に連絡。

急いで来てください。ということだったので
母は兄を連れて病院に向かった。

今思えば、私は血は出ていなかったが
もしかしたら刺さっているかもしれない?とか
頭打って大変かも?
みたいな考慮は微塵もなく

兄だけ連れて行かれました。

で、
医師からピンセットでガラスの破片を
除去してもらい帰って来た兄は

頭にリンゴを保護するための
白い網網のものを頭に被って帰って来ました。

たまたま、お中元でリンゴを
病院の先生はもらっていたので
これ、使えるぞ!と閃いたのでしょう。

で、次の日は
マラソン大会という
3キロ走らされるだけの
地獄の大会があったのですが

兄は頭が傷だらけ
ということなのでしょう。

汗をかいて、それが傷に入ってはいけないからなのか

兄は小学校6年
最後のマラソン大会をドクターストップ。

まじで羨ましかった記憶しかありません。

私がガラス刺さりたかったと
子供ながらに思ってしまった記憶が
あります。

不謹慎だとか言わないように。
子供ってそんなものなのだから。

まぁー誰の目から見ても分かるように

史上最強の兄弟喧嘩。

勝者 たなか ゆうすけ(私)

血吹いたら負けよ!

最後に

この文章を読んでいるのは
子供が読んでいるより、親が読んでいる
と思われます。

子供の非常自体に出くわしてしまうことも
今後あるでしょう。でも落ち着いて行動して下さい。

もし、今回と同じ状況になり
自分の子供が頭から血を流し、歩いて来たとしても

不安と焦りで頭に血がのぼって
「もう!何してんの!」と頭を叩かないように
だけはして下さい。

もっと血が吹き出ます。

終わり。

次回兄へのテーマ
「年収」について

お楽しみに。

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