恐怖のロクシタン
これは実際にあった話。
某日、私は同僚と2人で派遣への
面談をこなしていた。
たわいもない話から始め
困ってることはないか?を聞く。
『〇〇さんからプレゼントを貰いました』
この〇〇さん。
30歳、実家住まい、童貞。
彼の名言は『エロ本は僕にはまだ早いです』
大人しく、自分の話をニッコリ聞いてくれる
女の人をターゲットにして、特別扱いする男。
今回のターゲットは大人しく低姿勢で有名なAさん。
まさに〇〇さんが好きそうな人。
問題は山積みだけど、その前に彼女の心のケアが必要。
私はまず『誕生日を知られているのか?』と聞いた。
返ってきた返事は『いいえ』だった。
この返事に私と同僚は心底安心した。
〇〇さん、他人の話を盗み聞きして
誕生日を調べてた前科があるからだ。
いや待てよ。
安心した後に疑問が湧く。
いったい何に対してのプレゼント?
ただの自己満??
貢ぎ物?
それは、私たちの想像を超える理由だった。
つづく