ふるキャン振り返り

みなさんはじめまして!GWのふるキャンに参加していた稲福といいます。今回は、ふるキャンの振り返りnoteを書いていきます。主に以下の4点から書いていきます。自分の備忘録的な側面が強くなってしまった気がしますが、これからふるキャンに参加しようと考えている方や、参加することを決めた方の参考になればいいなと思います。
 ①来る前までの気持ち
 ②来てからの出来事
 ③終わってからの気持ち
 ④まとめ
ではさっそく①から行きましょう。

①来る前までの気持ち

 実は、自分は3月のふるキャンB日程に参加する予定だったのですが、諸事情で参加できなくなってしまいました。かわむーに連絡するとき、申し訳ない気持ちでいっぱいだったのをよく覚えています。そうした背景もあって、今回のふるキャンへの思いは参加者3人の中で一番強かったんじゃないかなと思っています。また、前回のふるキャンで参加者のみんながとっても楽しそうにしていたのを見て、自分もすごい楽しみにしていたというのもありました。ただ、参加者やはまじゅん(前回のふるキャンの参加者で、かわむーのアシスト役になった人)と仲良くなれるかな、という不安もありました。とはいえ、とにかく期間中は楽しむぞ!という気持ちが大きかったと思います。

夜行バスを降りて新白河へやってきた。このときはまだ期待半分不安半分といった感じ。


②来てからの出来事

 時系列順に何があったかということは詳しくは覚えていないので、この部分は他の人に譲るとして、自分は順不同に印象に残ったことを書いていくことにします。

大堀相馬焼:アットホームな感じで教えていただいた。ここで参加者が仲良くなれた気がする。一番地域っぽさがあったイベントだったと思う。歴史を知ってから見る焼き物とそうでない焼き物では見方が変わってくるなあと実感した。

工房で説明を受けている様子。この後手びねりの陶芸体験をさせて頂いた。

大黒屋:地域に愛されるお店作りがしたいというお話や、規模を大きくすることが必ずしもいいことではないというお話が心に残った。作業のお手伝いもさせて頂いて、裏側を知れたのがよかった。

社長の古川さんと記念写真。お土産のお菓子はブランで美味しく頂きました。

みず文庫:誰かがおすすめした本を買うことが出来るのが素敵なシステムだなと感じた。店主のお姉さんが物腰柔らかな方で、とても居心地の良い空間だった。

店内の様子。それぞれが好みの本を購入するため、レジに並んでいるところ。
絵本や小説など、いろんな種類の本が置いていることがわかる。

図書館:自分の地域の図書館とは違うことに驚く。本のレイアウトがよく考えられていることに感動した。司書さんへの質問コーナーで、自分が大学で学習している分野に関連した質問ができて、これまでにない観点だねって言ってもらえたのがよかった。

書庫見学をさせて頂いている様子。古い新聞が大量に保管されていた。

君島商店:君島さんめっちゃいい人。両親にお土産を買ったら、かわいいおまけをつけてくれた。当たり前ではあるけれど、お酒に関する愛や知識がすごかった。あまりお話しできなかったので、また行きたい。

君島さん。店内には色んなところに手書きのポップが置いてあり、どんなお酒が売っているのかわかりやすい。欲しいものを伝えると、おすすめを教えてくれる。

マイタウン白河:こんな仕事の形もあるんだなと勉強になった。まちづくりに関連した色々な事業を展開していたことを聞いたが、マンションもまちづくりの一環になるんだという気づきがあった。自分の質問の質があまりよくなかったなと落ち込んだ。

マイタウン白河の施設見学をさせて頂いている様子。
専門学校が入っていたり、子供の遊び場があったり、多様性に富んでいた。

かいさんとしゃべった:これから自分がしたいことは何か、みたいなことをしゃべれた。(自分が一方的にめっちゃしゃべってた気がする)自分が話すことに対して、色々と的確なフィードバックをくれて、かいさん尊敬。

かいさんにお願いして一緒に写真を撮ってもらった。うれしい。


③終わってからの気持ち

 これを書いているのは5月の末で、ふるキャンが終わってから3週間くらいが経過していますが、この3週間の間に休み休みいろんなことを考えていました。ふるキャンに参加してよかった!という気持ちは今も変わっていないのですが、ふるキャンの何がそんなに良かったのかということを考えると、色々と思いつきすぎてまとめきれず、なかなか書き進められなかったというのが正直なところです。そんな中で、色々良かったことはあったけど、ふるキャンだったからできたことが多かったなと思ったので、この観点からまとめてみようと思います。同じ話が何度か出てくるかもしれませんが、それだけ印象深かったんだなと思ってもらえるとありがたいです。

I)友達ができる
 最初にしては何か薄い内容だなと思うかもしれませんが、ふるキャンで得られる友達というのは、普通の学生生活で得られる友達とは一味違います。ふるキャンでできる友達とは、ふざけあったりするのはもちろんのこと、自分はこれからどうしたいのか、自分のやりたいことは何か、ふるキャンで何を感じたのかというような、アツい話も交わせるような友達なのです。自分はこれまで、こうした深い話ができる友達はあまりいませんでしたが、ふるキャンでは参加者がそれぞれの思いを持っていて、それを語り合う場が設けられていたので、自分の考えを語り合うという貴重な経験ができました。ふるキャンに参加する人はほとんどが同世代の人なので、自分と同じ年でこんな達観したものの見方が出来る人がいるんだ!とか、自分と同じ年でこんな活動的な人がいるんだ!とか、毎日が驚きの連続でした。そうした人たちと関わっていると、自分も何かしたい!という前向きなエネルギーをもらえます。

画像1
3日目くらいに取った集合写真。すっかり打ち解けていますね!

II)どんな人でも楽しめる
 先ほどの文章を読んで、「ふるキャン興味あったけど、自分はそんなすごいことしてきてなかったから場違いかな、参加するのやめとこうかな」と思った人もいるかもしれませんが、大丈夫です。ふるキャンのいいところの1つに、「どんな人でも受け入れてくれる」ということがあると自分は思っています。例えば、自分は今まで勉強と部活以外のことをあまりしてこなかったので、○○プログラムに参加しました!とか、○○のインターンに行ってました!とか、そうした実績は全くないままに参加しました。正直不安はありましたが、実際参加してみると、参加者それぞれが何か少しでも変わってくれればいいよ!って感じで、どんなバックグラウンドの人であっても、白河での経験を通じて自分のことを知ったり、少しでも何か持ち帰って今後の生活に生かしてほしい。というスタンスで運営されているプログラムだという印象を受けました。地域について強い関心があるわけじゃなくても、白河やふるキャンは飛び込んできてくれたあなたを広い心で受け入れてくれます。

III)自己開示できる空間がある
 これは先ほどの話と被ってしまうのですが、ふるキャンで宿泊したゲストハウスブランでは、ドミトリー(寝る場所)の他にも共有スペースがあり、1日外で活動したあとに、そこにみんなで集まって今日のふるキャンどうやった?って感じで各々が感じた、また考えたことをアウトプットする場が設けられていました。そこで、それぞれがそれぞれの考えを話してくれるので、そんな感じ方もあるんだなと勉強になるし、自分はこう思うんだ!って感じで自分の考えを言うとみんな真剣に聞いてくれました。言葉にすることで自分の中で思考を整理できるし、周りに促されて自分の考えを話しているうちに、自分はこんなことがしたかったんだな、などと、今まで知らなかった自分について知ることが出来ます。

つねと語る図。つねは鋭い質問を投げかけてくれるので話してて楽しい。

④まとめ

 ここまで読んでくれた方はありがとうございます。自分がふるキャンに参加してよかったと感じた点は以下の3つです。

・語り合えて、尊敬できる友達ができた
・自分について知れた
・何かしたい!というエネルギーがわいてきた

最後に、これからまたふるキャンが開催されるときのために、参加を検討されている方に向けて、参加者として思うことを記しておきます。

I)どんな人におすすめか。

・これまであったことのないタイプの人と仲良くなりたい人

 自分がふるキャンを通じて一番感じたのは、かわむー、はまじゅん、つね、ひらっち、しずじゅりのみんなに会えてよかったなということです。ふるキャンでは、開催される回ごとにどんな人が来るかは違うので、来てみるまでどんな属性の人がくるかわかりませんが、基本的にバックグラウンドはバラバラなので、しゃべってるといろんな発見があって楽しいです。ふるキャンでは、なぜかはわかりませんが(多分かわむーの場づくりが上手だから)、たった4日でめっちゃ仲良くなれます。

参加者3人とはまじゅんで談笑している様子。

・現状を変えてみたい人

 ふるキャンでは自分の考えを話す機会がしばしばあるので、これを通じて自分の考えややりたいことと向き合えます。また、地域の人と関わったり、ブランでいろんな話をしていると、何か自分からアクションを起こしたいなという気持ちになってきます。自分の場合は、人の話を聞くって楽しいなということに気づいて、研究室の先生にアポ取って話を聞くようになりました。また、地域の人と関わるのって楽しいなということを再認識したので、そうした経験ができそうなプログラムなどを探していきたいと思っています。そんな大したことはしてないですが、自分の中に小さな変化が生まれて、そこから何か行動に起こしたくなるようなエネルギーをもらえるのがふるキャンのいいところです。

II)ふるキャンって結局なんなん?
 ふるキャンの募集を見て、具体的に何するかわからんなと思う人が多いかもしれません(自分もそうでした)が、基本的には地域の色んな人に話を聞いて、そこから何かをくみ取って自分の糧にしよう!って感じのプログラムだと(個人的に)思っています。毎回訪問する人は違うし、参加するメンバーも違うし、それぞれの参加者の心に響くことも違う。(自分が参加した回は参加者3人でしたが、3人とも別々のところに感動していたように思います。)こんな感じなので、行ってみないと何するか、どんな感じになるかはわからないというのが正直なところです。が、白河での1つ1つの経験から何かつかみ取ろうとする意志と、ふるキャンでの出来事を楽しむ気持ちがあれば、どんなバックグラウンドの人であっても、来てよかった!また白河行きたい!と感じてもらえると思います。(とはいえ、正直、何のやる気もない人にはお勧めできません。ふるキャンに限ったことではありませんが。)

エマノンでたまたま会った高校生に数学を教えている様子。こうした偶然の出会いも楽しい。

III)自分語り
 そもそも、自分がふるキャンに参加しようと思ったのは、おてつたびというサービスを利用したことがきっかけでした。おてつたびに参加して、地域の人と関わるって楽しい!と思い、Twitterで「地域」とか、「地域留学」とか色んなキーワードで検索していたところ、たまたまふるキャンの募集にたどり着きました。Note記事が置いてあったので読んでみると、自分にピッタリだと思った(ガチの地方創生って感じじゃなかったことと、4日間だったので、試しに行ってみるにはちょうどいいかなと思った)ので、行きたい寄りの気持ちでとりあえず説明会に参加することにしました。説明会に参加して、かわむーと初めてお話ししたときに、地域の人にはこんな人がいるんだよ!という話を聞いて、自分がこれまで関わってこなかった人ばかりだったので、行きたいという気持ちが強まりました。(行きたいかもしれないなと思っている人は、とりあえず説明会に参加してみるといいんじゃないかなと思います。説明会に参加したからといって絶対参加しないといけないわけじゃないので。)
 じゃあ実際参加してみてどうだったかというと、想像以上に楽しかったです。自分は理系で、大学では「地域」というワードを一度も聞いたことがないくらい、地域とは全く関わりのなかった状態で参加したのですが、そんな自分でも、地域の色んな人のお話を聞いて、ブランにいたみんなと夜な夜な語り合って、自分が出来る中でアクションを起こすとすれば何かなと考えるようになりました。それが地域に関することでは必ずしもないかもしれませんが、そういうことをこれまで考えたことがなかったので、ふるキャンに参加していい方向に変われたんじゃないかなと思います。また、帰るときには、また白河に来たい、みんなに会いたい。という気持ちでいっぱいでした。たぶんつねとひらっちも同じ気持ちだと思います。どうしようかな、参加しようかなと思いながらこの文章を読んでくれているなら、とりあえず参加してみるといいと思います。何か自分に良い変化がもたらされることは間違いないと思うので!

帰る日の夜の新白河。こんなに名残惜しい気持ちになるとは思わなかった。

IV)おわりに
 えー、めっちゃ長々と書いてしまいました。この文章を書きながらふるキャンのことを思い出して、楽しかったなあ、また行きたいなあ、としんみりしています。自分がふるキャンに出会ったときには、ここまで思い出深いものになるとは思いませんでした。Twitterの情報の海からふるキャンを見つけられて本当に良かったです。ふるキャンで出会えたすべての人に感謝。ここまで読んでくれてありがとうございました。

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