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みけこの散歩8(アボカドのこと)
アボカド、すごく好きなのだが、選ぶのが難しい。
あまり触るのはマナー違反だと思って、狙いをつけたコロンとした感じの子を手に取る。
これ!と選んで買って来て、今日だなと思うタイミングで包丁を入れる。
硬い皮を通ったあと、柔らかめの感触。
お!イケるか?と気持ちが上がる。
艶やかな美しいグリーンの卵形がふたつになる。
片方に残っている種さえも可愛くて愛おしい。
だがしかし、今のところ勝率は五分五分か?
綺麗なのが出てきた時の喜びがこれほど大きいのは、負け越しているからかも?
食べ頃シールが貼られたのを買ってその日に切って、もう筋だらけの真っ黒け時の悲しいこと。
食品スーパーの方としても、アボカドは当たり外れを選り分けるのは難しいので、あまりひどいなら遠慮なく交換に来てくれていいとのこと。
でもわざわざ交換に行くのも、なんとなく気後れしてしまう。
交換をお願いしに持って行ったこともあるが、お客様の好きなのと交換してくださいと、お店の野菜担当の方が和かに言ってくれて、それなら、プロの目で選んで欲しいとお願いした。
結果は筋だらけ!
やっぱり難しいんだろうな!納得して諦めて、もちろんいいとこ取りで食べた。
年中売っているアボカド。
夏場は良くないらしい、とか聞くこともあるが、今は2月、いい感じの子を買って来たのにハズレだった。
何回も筋だらけやカチコチに当たって、あー!もう買わない!と思ったのに、また売り場で見つけると手に取ってしまうアボカド。
もしかして、くじ引き的な魅力?
いや食べ物だもの、毎回当たりがいい。
そして、今回の筋だらけの子からは大きな立派な種が出てきた。
手に取ってくるくる眺める。
なかなか素敵じゃないか。
アボカドの種の水栽培もネットに載ってるやり方を見て何回も挑戦している。
こっちは今のところ一勝もしたことがない。
でもまた懲りずに挑戦を続ける。
芽が出てくれたら絶対嬉しいに決まってるから。