人生振り返りその2
高校の頃感じていた機能的な問題
計算問題を解いている途中で、何の為に計算しているものなんだっけ?と自分のやっていることを忘れてしまうことがあった。
暗算が苦手で、25×4=100という簡単な計算も高校1年でようやく知った。
集中できないことが多く、落書き帳を持って行ってまで落書きに勤しんでいた。
逆に、落書きしている暇がないくらい忙しい授業以外、落書きを我慢できなかった。(大学卒業を控えた今なお我慢できない)
集中力が極端に低く、やりたくないものは意地でもやりたくなかったので提出を諦めるかすべての答えを脳死で写していた。理解は二の次だったので、当然一ミリも解き方が分かっていなかった。
しかし、好きな科目や好きな作業には割と集中できた。国語、特に三年に入って以降の古典はとても楽しかった。単語の暗記を頑張ったおかげで、あまり苦も無く古典が読めたのだった。
さらに最も生活上問題を感じていたのが、「どんなに眠ってはいけない時間にも眠ってしまう」ことだった。小学校高学年以降、最前列に座っていても眠気を我慢できなかった。今もそうで、内定先の企業でも危うく寝かけて本当にヒヤヒヤした。
まずい良くないだめだと分かっていても抑えられない眠気、それからストレスに伴う掻きむしりが酷くなり皮膚が荒れてしまった。
眠気対策にはいろいろと頭を悩ませ、コーヒーを飲んでみたりタブレットを口にしてみたりつねったり叩いたり、大概のことは試してみたが、全てうまくいかなかった。カフェインには耐性が無く、急激に体調を崩してしまうこともあった。
また、未知の手続きなどを極端に怖がっていた。
奨学金の手続きが怖かったので、奨学金を借りなくてもよい大学を受験することにした。その後コロナが流行ってしまったため、結果的にその選択は正解だったと言えそうだが、こんなこともできない自分に落胆した。
大学生になって起きたこと
締め切りぎりぎりにならないとレポートに取り掛かれない。
これは序の口だ。もはやこれくらいのことでは困らない。
締め切りや手続きへの極端な苦手意識は続く。
期末レポートの締め切りを過ぎていたこともしばしばあり、メール越しに教授にお叱りを受けることもあった。(単位はもらえた)
学年が上がるごとに、時間の見積もりが甘く、不規則な登校・予定に対してギリギリか間に合わせられないことも増えていく。
恐ろしいことに、履修登録ができなかったことがある。
締め切りの日は認識していたが、時刻を確認することが怖くて、先延ばしにしていたら締め切り時刻を過ぎていたのだった。
本当に自分にドン引きしカウンセリング的な場所に赴いたが、本を借りて読んだくらいで思うような成果が得られなかった。
この失敗を二度と繰り返すまいと、それ以降は真っ先に履修登録を済ませることにしたのでそのあとは大丈夫になった。
次に自分にドン引きしたのは、就活があまりにもできなかったことである。
就活ができない。怖いのだ。エントリーシートが書けない。怖い。締め切りを確認するのが怖い、エントリーシートに記入する項目を書くのが怖い、面接官が怖い、見知らぬ年上の社会人が怖い、未来が分からないことが怖い、ゴールがない現状が怖い……
なんか良く分からないうちに、私は母が勧めてきた企業へ、母が8割書いたエントリーシートを提出し、面接を受け、その企業に内定を貰っていた。
運がよかったのかもしれない。
こればかりは就職してみないとわからないが、恐らくよい企業に内定をもらうことができたのではないかと思う。
私は3月から4月末まで恐怖で打ちのめされており、5月にようやくエントリーシート等に取り掛かり、6月には内定が決まっていた。
ただ、自分で一からやったことではない。母に手を引かれ、よく知らない企業に応募したのだった。
このことは今も深く心にわだかまっている。苦しい。
私は自力では就活ができなかった。
私は自力では進路を決められない存在なのだ。
最後に、卒論にうまく取り組めなかった。
卒論を出せなかったら卒業できないので、是が非でも必ず出さなければならないのに、全く焦ることができなかった。
なんとか形にはできたし、提出も出来たけど、私はどうしてこんなに実行力がないのだろうかと落ち込んだ。
大きなことほどうまく出来ない。
時間をかけて計画的に、コツコツ実行し続けることができない。
嫌なことを目の前にすると、頭がぼーっとして何も受け付けなくなる。
もう少し精神的な状況が悪い時は、高校の頃のように机に向かうと意識が遠のいていく感覚がするのだ。
自分がいつもぎりぎりにしか動けないことを、昔から何度も修正しようとしていたが、ついぞ無理だった。
というか、高校以降無理になった。中学時代はうまいことやれていた。
何が起きているのか分からないが、精神的に脆弱になった感じがある。
計画を立てることはできても、実行ができなくてそのたびに落ち込んだ。自分はなんてだめなんだと思うこと何百回、自分に期待することをやめた。
もう無理や。
というわけで精神科の受診を決めた。どうなることやら
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