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歴代の大横綱(大鵬)の魅力

今回紹介するのは、第48代横綱・大鵬幸喜。幕内優勝32回、6場所連続優勝2回、全勝優勝8回。端正な顔立ちと圧倒的な強さで、日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。「巨人・大鵬・卵焼き」の流行語も生まれ、経済成長の道を歩み始めた日本に夢と希望を与え続けた昭和の大横綱である。 大鵬は太平洋戦争の際に父と生き別れ、北海道を転々としながら貧しい少年時代をすごした。「腹いっぱい飯が食えるなら」と相撲界に入ったのは16歳の時。角界一の荒稽古で知られる二所ノ関部屋の猛稽古に耐え、その素質はすぐに開花。初土俵から僅か2年8か月で十両に昇進。将来の大関・横綱候補と目されました。その前に立ちはだかったのは、立ち合い一気の寄りで知られる柏戸剛だった。両者はライバルとして競い合い、昭和36年秋場所終了後、共に横綱に推挙されています。「剛の柏戸、柔の大鵬」柏鵬時代の幕開けである。大鵬は以後10年間に渡り綱の権威を守り通し、前人未到の記録を残しました。16歳で上京し、右も左も分からない角界にあって、「忍」の一字をモットーに「夢」を追い続けた人生が語られます。

さまざまな大記録を作った大鵬の孫で、父は元関脇貴闘力でデビューから注目されてきた王鵬も幕内で活躍しています。



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