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慣れは怖い

痛みや不調も慣れるとそれが普通になり、不快に感じながらも 
「ま、こんなもんか」な日々を続けてしまう

それはそれは昔
高校生くらいだった時にひどい風邪をひいた
あまりに鼻が詰まって息苦しかったから、苦し紛れに鼻水を喉におろしてしまった
そこから私の後鼻漏人生がはじまった
常に喉に鼻水が下りてくる不快感
最初のうちはどうにかならないものかと思っていたが、どこか痛いわけじゃないし勝手にどうにもならないものだと思い込んでいた
当時は後鼻漏なんて言葉も知らなかったし、下りてこないときもあったし

とは言え、もう少し早く耳鼻科を受診してみても良かったんじゃないのか…

きっかけは母の「耳の調子が悪いから耳鼻科に行きたい」という要望
自分のことは後回しにしがちだが、家族の訴えには仕事が早い
早速、なるべく家からの距離が近く、ホームページの雰囲気もよく、先生の経歴や人柄や口コミも良さそうなクリニックを見つけて受診した
思った通りのそのクリニックは設備も最新で母の不安も払拭してくれて、受診日以来特に問題もない

それでもしばらくは日常の忙しさにかまけて私の鼻はほったらかし

若い頃はそれでも良かった
しかし、寄る年波には勝てない
鼻の不調は喉や気管支にも悪影響を及ぼし始め、声の引っかかりか気になるようになった
これはやっぱり何とかせねば
(いやいや、もっと早く何とかしたら?)
ここまで来てやっと重い腰を上げた

ファイバースコープを鼻に通され見えたのは左側の鼻の副鼻腔炎から来る膿
私にははっきりとは見えなかったけどそうらしい
右側は大丈夫だと
ひとまず抗生物質と漢方などで様子見てみましょう

ところで肩こりとかありませんか?と先生
あります、左側だけひどい肩こりがすることが、あっ!!
疲れが溜まると体の左半分がだるかったり痛かったりするのは、これが原因だったのか!
揉んだりサロンパス貼ったり鍼行ったりしても根本解決にならなかったのはそういうことだったのだ

ファイバースコープ突っ込まれただけでまだ治療らしいことはされていないのに、鼻の通ることといったらこの上ない
息ってこんなに楽に出来るんだ
こんなにたくさん空気って吸えるんだと、今まで我慢したご褒美よろしく味わっている

あとはもらった薬がしっかり効いて不快な後鼻漏と決別できることを心から願うのみ

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