語り尽くされてても語りたいこと:コロコロチキチキペッパーズ

 奈良県のKCN(近鉄ケーブルネットワーク)テレビで、コロチキの"やっべぇぞ!!"という番組がある。コロチキとスーズの高見さんが、奈良県の様々な学校や団体にロケをしにいく番組だ。高校生とバドミントン対決したりフリーキック対決したり、ダンススクールで踊ったり、とにかくガチンコでロケに挑むコロチキがおもしろいし、ほのぼのしている。無理に笑いをとりにいくというより、自然体なコロチキが炸裂している。この番組との出会いは、過去に務めていた知的障害者入所施設での或る利用者の部屋だった。その利用者(以下:Aさん)は、KCNテレビの番組が好きで、Kスタ(KCN情報発信スタジオ)、ほんでミーゴ(まみちゃん&りえちゃんのお散歩番組)をよく見ていた。支援スタッフが、Aさんの所有する録画機器にそれらの番組をたくさん録画して、いつでも視聴できるようにしていた。そんな番組の中にコロチキの"やっべぇぞ!!"も入っていた。休日に、Aさんの部屋で、見たいテレビ番組ありますか?と聞くと高い確率でKスタかほんでミーゴと答える。たまに、やっべぇぞ!!と答えるときがある。そんなときは、Aさんと一緒にやっべぇぞ!!を視聴する。そうやって、ぼくは、やっべぇぞ!!と出会った。YouTubeにも上がっていて、やはりおもしろかった。ナダルさんの声が、やはり良い。西野さんの指摘がロケの方向性を良くしているように感じた。その二人を見守る高見さんの笑顔が素敵だ。好きだ。

 縁あって、京都府南山城の道の駅をよく利用している。ナダルさんは南山城村出身だ。もちろん、道の駅に、ナダルさんのサインが飾られている。茶畑が広がるのどかな場所だ。道の駅に置いてある新鮮な野菜は地元産で、生産者の名前が書いてある。イベントも行われ、広い芝生で警察音楽隊の演奏を聞いたときは感動した。ナダルさんは、この南山城村でのびのびと過ごしたのだろう。今や、南山城村のスターだ。本人は否定するかもしれないが。むしろスターを自認し、本音剥き出し、白眼剥き出し、「 いっちゃてる」連発で、暴走してほしいくらいだ。あとは西野さんがなんとかしてくれるだろう。だが、火に油を注ぐことになる可能性もある。最終的にスーズ高見さんがなんとかしてくれるだろう。だが、フォローできない可能性もある。あとはナダルさんの親族がなんとかしてくれるだろう。


 ナダルさんの声が特に良い。そして、表情がアートだ。注目してしまう。決して不細工と言いたいわけじゃない。コロチキのブレーン、西野さんの存在なくしてコロチキは成立しない。ナダルさんの素晴らしさを引き出しているのは西野さんだ。ネットの記事やナダルさんの書いた本(いい人でいる必要なんてない)を立ち読みして、情報を得た。

 
 話が少し逸れるが、本の購入は迷った。ナダルさんの印税生活の一部になるならと、ナダルさんの釣り道具購入費の一部になるならと、家族の生活費の一部になるならと、応援の意味も込め購入を考えた。しかし、買わなかった。ブックオフにいつか置かれるだろうと思い、待った。やはり1ヶ月後にブックオフに、ナダルさんの本はあった。またしても購入を考えた。ナダルさんの印税にはならないが、ナダルさんの思想を取り込み、コロチキ崇拝を極め、布教活動に活かせるかもしれない。本の表紙の絵が味わい深く、胸に残る。まずは立ち読みをした。やはりやはりやはりおもしろかった。ナダルさんが、社会人を経てNSC(吉本総合芸能学院)に入ったこと。西野さんとの出会い。どの話も興味深かった。だが、買わなった。お金がないと言えば嘘になる。だが、お金には困っていた。仕事を辞め、無職状態のため、極力出費は抑えたかった。ナダルさんの本を買い、食費を削る案もあったが、そこはできなかった。腹が減ったら何もできないから、ちゃんと食べないと!ナダルさんの本で腹は満たせない。心中を知的好奇心で満たすことはできるが。何より、立ち読みで大体読んでしまったことが大きな理由だ。ナダルさんには申し訳ないが、購入には至りませんでした。むちゃおもしろかったので、2冊めの執筆を密かに望んでいます。

 話を戻すが、コロチキは、西野さんなくして成立しない。

 これからもコロチキを応援します。逃走中という番組に出演するナダルハンターの出番がもっと増えること願っています。コロチキの漫才好きです。

 

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