語り尽くされてても語りたいこと:ゴスペラーズ
友達とドライブをしてるとき、その友達が流してくれた曲が、ゴスペラーズの"ひとり"という曲だった。1曲まるままアカペラ。美しすぎる、狂おしい、切なく、やさしく聞くものの胸に舞い降りる。はじめて聞いたとき、即座に聞き惚れた。何人で歌ってるのか、いつの曲なのか、曲名は何?、とかいう疑問はfly away!歌がどんどんやさしくせまってくる。きゃー!心地よい。"やばい"という陳腐な表現しか浮かばない。言語化できない、しなくていいか、素晴らしき歌だった。その友達は、昔から、"ひとり"を知っていた。そして、わたしに、ゴスペラーズというグループを教えてくれた。5人のメンバーで構成され、長い歴史を持っていた。
その日から、ゴスペラーズの曲をチェックし始めた。アカペラに縁がなさ過ぎて、わたしはただただ声だけで、歌を組成することに感動しっぱなしだった。様々な曲を聞いていくと、伴奏がある曲も多数あり、アカペラバージョンとの2パターンがあるという曲もあった。アカペラってこんなにかっこいいのか。声が楽器だ。ギターもベースもドラムも表現している。"星屑の街"、"永遠に"のアカペラバージョンを聞き、またしても、惚れに惚れた。村上さん、黒沢さん、酒井さん、安岡さん、北山さんが織り成す音楽が1つの世界を構築している。"侍ゴスペラーズ" を聞けば、5人のそれぞれの魅力が爆発している。"東京スヰート"を聞けば、情熱的な歌声に魅了され、歌声が反芻し、聞いている場所をホール会場にする。
アカペラ2というアルバムを繰り返し聞くことで、アカペラの魅力に取り憑かれた。5人それぞれの個性が化学反応を起こしている。よくぞ出会ってくれた!と、思わずにはいられない。
LIVEにも1度参加した。やはり、やはり、生のアカペラは素晴らしく、息を呑んだ。最後に、"星屑の街"のアカペラがあり、5人の声に包まれ、今自分がどこにいるのかわからなくなった。
ゴスペラーズを教えてくれた友達よ、ありがとう。また、お互いの好きな音楽をかけて、ドライブしよう。