うそつきだから、孤独なのです
自分のことが好きになれない
他人のことが信用できない
それは、自分や他人にうそをつき続けているから
7歳からだったと思う
「頭が痛い」とうそをつくようになったのは
小学生の頃は学校に行きたくない、両親に心配してほしいという理由で毎日仮病を使っていた
13歳の冬には、今までで一番大きなうそをついた
どうしても、両親の気を引きたかった
そこから好きなことだけしかしない人生を過ごしていた
食べたいものを食べられて、眠る場所もある
両親は構ってくれた、祖父母も構ってくれた
仲のいいお友達もいる、恋人は絶えない、今も恋人がいる
幸せと思う事柄は十分揃っている
それでも、ずっと孤独感が消えない
私のことが好きな人は、
私のことを見つめてほしい、私のことで頭がいっぱいになってほしい
今でも仮病を使ってしまう
恋人は心配してくれる
家族も、お友達も心配してくれる
それでも足りない
私のことを見つめて、私のことを心配してほしい
仮病なのか仮病じゃないのかわからないくらい苦しい
ずっと寂しくて、心が満たされないのは、
私が、私自身にも他人にもうそをつき続けているから
誰かにこのことを聞いてほしい
本当の私と話してほしい
どこか、私のことを知らない人がいる場所へ行ったら
うそつきじゃない私として
やり直すことができるのだろうか
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