考えるということの海
猛烈に心が苦しくなる時がある。
海に溺れているような、呼吸が乱れるような感覚。
誰かに助けて欲しいのに、海からすくい上げて欲しいのに、
ただ、ジタバタと手足を動かすことしかできない。
特に辛いとされていることがあるわけではない。
アルバイトという形ではあるが、職には就いているし、
毎日切り詰めていなければならないほどの生活でもない。
漠然とした、見えない不安に押しつぶされるのである。
ずっとこのままでいたくない、何か私でもできるという仕事が欲しい、
誰かに必要とされたい、でも人と関わっているのがつらい。
すぐに解決しようがない悩みを頭の中でぐるぐると考えている。
まるで、泳げもしないのに自ら海の中に入ってしまったような感覚だ。
こんなに苦しいのなら、いっそ息が止まってしまったらいいのに。
そしたら、こんな苦しい海で溺れずに済むのに。
どうして私はきちんと働くことができないのだろうか。
きちんと働いているように見えるあなたは、どんなことで苦しくなりますか。
苦しくなったらどうしているのですか。
逃げたくて、終わらせたい。
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