開運宇宙法則その14
僕にもらった湖月堂の栗饅頭を食べてご満悦の
アライグマの姿をした神様は僕にこう言うのだった
オマエ寿命伸ばしてやる
僕は
え?といきなりのとんでもない申し出に素っ頓狂な声を出してしまう
アライグマ神様は
だからもう一個よこせ
と言い始める
僕は
ないですよ と少し嘘をついてみる
するとアライグマ神様は
嘘をつくんじゃあねえ
そのポケットの裏側にあんだろうがよと
ズバリ言ってくる
すげえな神様は
僕は言われた通りもう一個、湖月堂の栗饅頭を
アライグマ神様へ差し出す
ハイどうぞ
アライグマ神様は
また美味しいそうにムシャムシャと食べ始める
オイ、ところでなんでオマエ
ベンツなんか欲しいんだよ?とモグモグしながら
言い始める
僕は
だってベンツとか乗って
キレイな女性とデートとかしたいじゃないですか?
とテキトーなことを言ってみる
アライグマ神様は
..........
いいなそれ
なんかロマンスだなと共感しはじめる
僕は
いいのか?それ?と思ったが
でしょう?サイコーでしょう?
海辺のレストランとか行ってワインとか
飲みたいじゃないですか?
とまたテキトーに言ってると
アライグマ神様は
........
いいなそれ
オレもやりてえなと言い始める
僕は
やったらいいじゃないですか神様なんだし
とやはりテキトーに煽ってみる
アライグマ神様は
かみさんがこええんだよ
子供もいるしな
意外だ
神様も結婚とかするんだ
そしてアライグマ神様は突然愚痴りだすのだった
それがヨォ子供が引きこもってよぉ
部屋から出てこねぇんだよ
ずっとニンテンドー3DSとかやってんだよ
なんか古いな神様の世界
僕は
神様、我々はプレス5とかニンテンドーSwichとかですよといってみると
アライグマ神様は
そうなんだよー
オレもさぁあのカッチョいいメガネとかかけて
バキュンバキュンやりてえなよなぁ
カッチョいいメガネ?でバキュンバキュン?
中々の世界観だ
こいつホントに神様なのか?
腹が膨れた途端心も読まなくなったぞとか考えて車えが会社に到着し助手席を見てみると
アライグマ神様はいなくなっていた
つづく...かもしれない
開運宇宙法則その14
たまには神様の愚痴を聞いてあげよう