パートナーの二極化。私達は”楽しむ!”ために生きていい。
男女問わずアラフォーの恋愛において大事な要素を考えたいと思う。
まずは,プライドを捨てることだと思っている。
そう,我々は,性格なのか性分なのかわからないけど二極化が起きており,
プライドが強過ぎてかっこつけ過ぎるパターンと,
もう,ここまでで勘弁して下さい。自分こんなもんですわ。
という種別に区分できると思っている。いろんな人のいろんな恋愛劇を見てきた中でホントにこの二極化によって翻弄され続ける人々の多いこと。
多分30代は正直,イケイケでいえーいってプライドもあったりかっこつけることもあった世代ではないだろうか。
その中で,素敵な結婚相手を見つける人もいれば,いやまだまだ遊びますよ!という人もいると思う。
ところがアラフォーというのは,不思議なもので,私の中で出る答えは,
降参
なのである。
そう,もう戦わなくていいのである。なんて穏やかなんだろうと,お茶を啜る気分。
ただここで先に語った二極化が起きている。
まだまだイケる!という人ももちろん存在する。そういった人々は,それぞれにマウントをとりながら素敵なレストランを予約したり試行錯誤は欠かさない。
もちろんその世界を否定するわけではなく,その種族によって世の中の経済が動くことも事実なので,大いに試行錯誤を繰り返して欲しいのである。
かくいう私も,30代は別にそちらの種族ではないとは思っていつつも,男性に素敵なレストランを連れて行ってもらったり,一流ホテルへ足を運んだ1人である。足は突っ込んでいたと思う。
丁度,3年前くらいだろうか,プライドガチガチの人と付き合ってしまったことがあった。
理由は,15年以上好かれていて,丁度タイミングよく,離婚したての頃にまた連絡が来たからだ。
離婚したての頃は正直,胸の中ががさついていて,誰かといることでそのがさつきと向き合う必要がなくなるから正直助かった。
これは一旦タイミングだと思い付き合ってみることにした。
その人は,20歳も年上だった。
ぎょえっと思うけど,実際私たちは15年以上前からの知り合いだったため,年齢は当初はさほど気にならなかった。
金銭的余裕はもちろんあったため,高級レストランやら色々連れていかれた。
しかしながら,徐々に付き合いだすと本性が現れるのだ。
私が酔っ払うと,後日そのことをくどくどと咎める。
そう,見た目的に隣に若い子を連れていてその子がちゃんとしている,という相手にとってのトロフィー女子になっていたのである。
それに全く気づかぬ私に,彼は徐々に制限をボディブローのようにくどくどとしかけ出した。
飛行機もビジネスクラスに乗せられて旅行もした。
ところがだ,ホテルの部屋のお酒を飲むこともできない。
オフの日はお酒を飲みたくないという。
そう言われると私も躊躇する。なぜなら連れてこられているから。
朝もゴリゴリ起こされる。
彼は5時に起き,ジムで鍛えに行っている。そこは起こされないけど,7時には普通に起こされる。まあ普通と言えば普通だけど,私にとっては好きにさせて欲しいのである。
とは言え,何か買ってあげたいのだろう。色々と洋服や靴などを見立ててくれた。そこはそこでなるほど,と楽しむ。
そう,多分彼は,
まともに女性と向き合ったことがないくらいプライドゴリゴリ人生を歩んでいたのである。
だから,征服欲,支配欲が強過ぎた。
食事をする場所は毎回同じだった。一切新規店には行かない。
理由は,リスクヘッジだそう。
だめだ,楽しさを謳歌できる東京という大都会で,遊びまくるためのツールを全く持ち合わせていない。
お金があるのに,冒険しない。
ん??
お金があるから冒険しない?
もはやお金のことなんてどうでもいいのである。
要するに私が求めるのは
楽しいか楽しくないか。
ただそれだけ。そう,シンプル。
でも,離婚後の私を癒してくれたのも事実。
とはいえ,私は完全にその人の牢獄に入れられた。
蕁麻疹も出ていた。体は正直。
逃げなきゃ
そう,謎な喧嘩をして喧嘩別れをした。
スッキリした。
それから半年後くらいに,1通の連絡がきた。
その人からだった。
内容は,
「先日は,自分の誕生日でした。連絡が来ると思っていたのですが。」
怖!!怖過ぎ!!!!!
どこまでプライドを背負うのだろう。なんだか気の毒になった。しかも誕生日どころかその人の存在まで私は忘れていた。
恐るべし,男子の恋愛のCD ROM永久保存盤。
これがプライド君の結末である。
プライドなんて捨てた方がいい。
そのほうが楽しいと私は思っている。
お金があろうが,なかろうがもはやどうでも良い。なぜならアラフォーはすでに十分な資金調達が可能だからだ。
だから,男子の勝負はもはやお金ではなくなっているのだ。
ではなんだ?
男子が勝負に勝つ最大のツールは
優しさ君
ではないだろうか。
そう,私が最近見つけたパートナーは全ての細胞が
優しさ
でできているのではと思うほど全ての人に優しすぎる。
歩くパブロン君である。
初めてキャンプに連れて行かれた。
料理は,めちゃめちゃだし,焦げるし,寝るところはコンテナだった。
それがとにかくチルナイトすぎて楽しすぎた。焚き火を見ながら2人でぽつりぽつりと話すナイト。最高すぎる。
そこには2人で楽しもう!遊ぼう!というとっても素敵なマインドがあった。何も飾らない私たち。精神はまさに裸である。
そう,
私はプライド種族から離脱した。
そして優しさパブロン降参君の素敵さを噛み締めている。
とはいえ,どちらも素敵な要素は間違いなくあるはず。
ただ,アラフォーになって私の中でのルールは作った。
自然体で入れること。楽しい!があること。
これだけ。
そうシンプルでいいんだと思う。
だって,私たちは楽しむために生きていいはずだから。