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12弾環境「ミッドレンジロイヤル」の思考整理

割引あり


12弾環境 初日の10/19(土)CSで優勝。


11/2(土)CS

初めまして。普段関東圏で活動しているいろはすと申します。
紙のカードゲームは「Shadowverse EVOLVE」が初めてでカードゲーム自体もアプリ版の「Shadowverse」から始めました。
カードゲーマーとしては初心者の部類となるので内容など一部浅い部分も多いかと思いますが温かい目で読んでもらえたら嬉しいです。

2度の個人CS優勝に加えて、今まで環境では見なかったカードも多く採用されており、単純な強さ+構築の幅といった意味でもおすすめできるものとなっています。

以下本文では「シーサイド・メモリーズ」と「黒鉄の侵略者」の発売により強化された「ミッドレンジロイヤル」について構築経緯や採用カード、各対面ごとの大局観を記載しています。
最後まで読んでくださると嬉しいです!

分からないところなどはX(@auroraportrait)にDMを送って頂ければすぐに返信させていただきます。

リポストして頂くと【共通】以降の解説を無料で見ることが出来ます。
よろしければリポストよろしくお願いいたします!


デッキについて

このデッキのコンセプトとして「荒野ロイヤルに対して有利に渡り合える」ことに重きを置いている。 「荒野ロイヤル」に対して有利に渡り合える条件としては以下の要素が必要であると自分は考える。

①『カースドクイーン・ナハト・ナハト』をテンポを落とさずに処理する事が出来る
②『魔導四輪車・V』と一緒に『音速の機構・ララミア』や『絶望の使者・セリア』を攻撃させないために【守護】をもった低コストのフォロワーを採用する

現環境ではかげろうに対してやや不利ではあるが、上記の要素を高い水準で兼ね備えており、荒野ロイヤル含め様々なデッキと渡り合うことが可能なデッキとなっている。
今期はチーム戦での大型大会が開催されることもあり、様々なデッキと戦えることが重要視されるので、この記事を読んで興味を持っていただけると嬉しい。

構築経緯



空盤面から10点を盤面とリーダーに飛ばす凄いカード

「黒鉄の侵略者」にてロイヤルに追加された『スカイセイバー・リーシャ』を強く使うためのリストを考えるところから構築を始めた。
中盤での確定除去+回復、もしくは終盤のフィニッシャーとして使用できる強力なカードであるが、前環境からのtier1である「荒野ロイヤル」に『スカイセイバー・リーシャ』を採用することは以下の理由から難しいと考えていた。
①『スカイセイバー・リーシャ』と『黄昏の刃・ナノ』の計6枚分の枠を作ることが困難
②『黄昏の刃・ナノ』に進化を切ってゲームを伸ばすデッキではない

「荒野ロイヤル」とは相性が悪いものの『スカイセイバー・リーシャ』自体は強力なカードなのでどうにか強く使える形がないかを全カード公開後から模索していた所、相性の良さそうなカードを見つけた。

「シーサイド・メモリーズ」で追加された『晴天の銀騎士・エミリア』は中盤のボード制圧において『カースドクイーン・ナハト・ナハト』に匹敵するパワーカード。
しかし、その起動コストを支払う事でプレイできる2コスト以下の兵士・フォロワーに強いカードが少ないことが弱点であったが「黒鉄の侵略者」にて後述する2種類の強力な兵士・フォロワーが追加された。

エミリアとあわせると体力4まで触れる

「黒鉄の侵略者」で新たに追加された2種の兵士フォロワーである『ミストメイド・シーナ』と『ミストバトラー・リルエ』の2体は『晴天の銀騎士・エミリア』からプレイする事で相手の4/4フォロワーを除去したり、最終的にフィニッシャーの役割を担う『ミストデューク・アゾード』をテンポロスすることなくサーチしたりと柔軟に動ける。
また『アウトローガンナー』で面を処理しながら顔に点を入れたり、『月の刃・リオード』で次のターンの打点保存も出来るため器用に択を選ぶことが出来るようになった。

これらの追加カードによって中盤に面制圧を行うミッドレンジタイプのロイヤルであれば、『スカイセイバー・リーシャ』の能力を最大限発揮できると考えた。

リスト(11/5時点)


【採用理由】
・『音速の機構・ララミア』進化前2、進化後1
5ターン目以降、常に相手の面に触りながら3面ずつ展開出来るため非常に相性が良い。また『晴天の銀騎士・エミリア』からプレイできる疾走カードであるため、空盤面からでも面処理と進化まで行う事が出来る。
序盤から攻めることは少ないため枚数を落としての採用だが、枠を作ってでも3枚採用の価値があるカードである。

・『不思議な青空・アリス』、『レイジーナイト・ネラン』各3枚
先攻4ターン目にプレイして1番強力なカード。『晴天の銀騎士・エミリア』は強力な誘発能力がある一方で手札消費が激しいという大きなデメリットを抱えているため、後5もしくは先6でプレイしたい。
そこまでの繋ぎとして手札の減らない除去+面展開のパッケージは優秀であると判断。
『不思議な青空・アリス』はコスト4以下のカードにしか触ることが出来ないためターンが遅れるほど投げにくくなる。同4コスト帯のカードの中でも優先して手から切っていく。

・『オースレスナイト』進化前3枚、進化後1枚
『晴天の銀騎士・エミリア』とくっつけることで面の処理範囲を最大化するカード。後2で進化の切れる3点除去としても優秀。
進化時に指定攻撃を持つため盤面ロックへの回避択としても使用可能。対面の視点では『音速の機構・ララミア』は必ずケアをするカードなのでその準備としても非常に優秀。

【不採用理由】
・『タイラントオーダー』
山上から引いた4コストのカードを適切なタイミングで投げ続ける事が強力。キーカードを探すためにサーチを行う必要がない+サーチ先の幅が狭いため不採用。
『カースドクイーン・ナハト・ナハト』からサーチ可能なため1枚であれば枠を作って採用を検討しても良い。
※1コストの確定除去カードとしての採用

・『無敗の剣聖・カゲミツ』
1コストの兵士カードの価値が高いため採用していた時期もあったが、『晴天の銀騎士・エミリア』が無いときが弱いカードであるため不採用。

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