蛙化現象
最近よく聞く「蛙化現象」って何やねん!!
…我にカエル(返る)ってこと?気になってggりました~
☆グリム童話「かえるの王さま」が語源。この童話は、魔法でカエルの姿にされてしまった王子様が、王女との時間を重ねるうちに魔法が解けて、もとの姿に戻るという話☆
で、流行している「蛙化現象」は、この童話の逆で、王子様に見えていた人が蛙に見えてしまったことで、急に恋愛感情が覚めることをいうらしい。(ガマガエル化現象、ヒキガエル化現象とか蛙の生態によっていろんな現象があったら面白そう…(笑)引き起こされた当人はたまったもんじゃないけど…)
この「蛙化現象」流行の背景を、現代社会から考えてみる。
例えば、ショート動画や倍速視聴といったタイムパフォーマンスを向上させようとする考え方はコンテンツ消費を加速させている。人が「人とモノ」の区別がつかなくなってきているわけではないと思うが、そのような加速度的に消費していく社会構造は私たちに少なからず影響を与えていると思う。
また、マッチングアプリの普及も相手を選べる強者にとっては「この人がダメでも、別の人と会える」という保険や「人を比較(競争)できる」といった消費的な視点も人を蛙にするハードルを下げている。
他、価値観の多様化は進めば進むほど個の考えを狭く(鋭く)、こだわりを強くしてしまっていると思う。「この条件が許せないの」と相手への理想をとにかく高くしてしまう。理想の高さは結果、人を蛙にしやすくする。場合によっては10年後、振り返った時に、あの時の自分に「は?」ってなる人もいると思う(自戒)
…結果季節関わらず 蛙の大合唱ですよ、神。。。
「蛙化現象」流行の背景について現代社会から考えてみましたので、ここからは「蛙化現象防止」として個人でできる実践を考えてみた\(^o^)/
① 「相手との付き合いの深さを考えてからかかわっていく」
目の前の人と、これからの付き合い深さを測るためにまず異性としてみない。(素敵な異性を前にしたら本能に反するが)異性としてみると、思考回路が恋愛モードになってしまい、客観視や分析できなくなる。その状況でコミュニケーションを図っていくのは危険。だからまずは友達として付き合う。友達なら蛙化という言葉は入り込む余地はない。 いきなり深いところでかかわる必要なんてないので(ワンナイトは目的が一夜の付き合いのため言及しない)
② 「親友や親友の延長で付き合う」(他者はコントロールできないが)
(深いところでかかわりたいなあ…)って思ったら付き合う相手を蛙化させないため、親友だと思って(促して)ふるまうことが有効だと考える。(「あなたが望ましい姿になることを一番応援しているよ♪」、「あなたのためになら〇ねるよ♪」という姿勢で)親友なら、友達同様に蛙にはならない。(恋愛というレールにのらないため暴論かも…(笑))
白馬に乗った王子様でいてほしいという願望には答えるけど、蛙化のリスクはあると思う。。だからベースは親友としての関係性とする。
③ 「人間としてのプライドをもつ」
蛙化されることを恐れて、情けない生き方はしない。相手に合わせたり、自信がなかったりすることは確実に相手にも伝わるし、一緒にいる相手の価値も下げる→蛙化
また、蛙化させないために「相手の理想を越え続ける」っていうのは、他者(もしくは現代社会)に生き方をゆだねるものだし、窮屈な生き方になると思うのでなおたろう的には解決にはならないと思ってます。
いろいろ考えたけど、人ではなく本質的には引き起こした社会に対する反発なのかもなあ。「蛙化現象」の次は何が流行するんだろうか。