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2023年上半期(個人的)名レースランキングTOP12

 こんにちは、mokomoko競馬です。

 最近は調査した情報をお届けすることが多かったですが上半期のGⅠが終わったので、今回は久々に個人的感想に基づいた名レースランキングTOP12をやっていきます。


説明

・期間:2023/1/1~2023/6/30
・対象:日本国内のレース、または日本調教馬が出走したレース(オープン競走以上)

12位

マイラーズC(シュネルマイスター)

 12位はマイラーズCです。勝ち馬あるシュネルマイスターとガイアフォース、ソウルラッシュによる叩き合いがとても見応えがありました。久々に前哨戦での強い馬たちの勝負を見れた気がしました。このレースのおかげもあり、安田記念も非常に盛り上がりました。


11位

宝塚記念(イクイノックス)

 スルーセブンシーズの追撃を交わしてイクイノックスが古馬GⅠを4連勝しました。イクイノックスは勝利しましたが、ドバイシーマCの圧勝に比べると肉薄された印象ですね。しかし、勝ち切ったことは評価できるので、秋にまたいいレースを見せて欲しいです。
 現地で見ていましたがやや遅れたため、人が多すぎてなんとかターフビジョンが見えるという感じでした。馬券が外れたのは仕方ないですが、欲を言えば、イクイノックスが圧勝するか、スルーセブンシーズが大波乱を起こすレースが見たかったですね。その方が記憶に残りそうなので。イクイノックスの応援馬券が買えたことはよかったです。


10位

スプリングS (べラジオオペラ)

 10位は3歳のクラシックトライアルであるスプリングSです。正直、今年の3歳牡馬クラシックはやや盛り上がりに欠けましたが、このレースは印象に残りました。単勝のみですが馬券も的中しました。
 力強い走りで、勝利したべラジオオペラですが皐月賞では超ハイペースで沈み、ダービーは上り最速を出すも惜しくも4着まで。この馬が3着だったら三連複が当たっていたので絶望しましたね…。血統的な面でも今後、さらなる活躍を期待できる馬だと思っているので応援しています。


9位

大阪杯(ジャックドール)

 ドバイWCデーがあったのでメンバー的にはやや物足りなさを感じていましたが、武豊の芸術的な逃げが見れたのでそれだけで満足なレースでした。
 馬券ではジャックドールを買っていなかったものの何故か人気を落としていたダノンザキッドとスターズのワイドを当てることができました。ジャックドールは天皇賞・秋にでるなら今年は期待できそうですね。


8位

新潟大賞典(カラテ)

 9位は不良馬場で行われた新潟大賞典です。カラテとセイウンハーデスが他馬を8馬身離して接戦を演じました。このレースを覚えていない人も多いと思いますがカラテファンの私としてはとてもいいレースでした(なお馬券は外す模様)。
 カラテは今年の宝塚記念が37戦目と重賞クラスの馬では近年稀にみる出走回数です。そして新馬戦では13着で、初勝利は8戦目でした。このようにエリートとはいえない成績でしたが、少しずつ強くなり今では重賞3勝、獲得賞金は2億5000万を超えています。そんなカラテを、長い間鞍上を務めている菅原Jと共にこれかも応援していきたいと思います。


7位

桜花賞(リバティアイランド)

 7位はリバティアイランドの桜花賞です。着差こそ3/4馬身差でしたが、最後方から上がり32.9を出して完勝しました。
 現地で見ていましたがあれ程余裕を持った追い出しで届くのは驚きでしたね。このレースでは三連複をほぼ完璧な予想で当てることができましたが、この馬が桜花賞で強すぎたことや、馬体がどうみてもマイラーな点からオークスでは悲劇を起こしました。


6位

京都記念(ドウデュース)

 戦前からドウドュースとエフフォーリアの復活をかけた戦いとして注目を集めました。結果は明暗分かれて、ドウドュースが圧勝し、エフフォーリアは競争中止でそのまま引退というものでした。
 エフフォーリアに関しては残念なレースになったと思いますが、ドウドュースが久々に強い姿を見せてくれて嬉しかったです。その後、出走はありませんでしたが、秋にはまた強い姿を見せて欲しいですね。


5位

ドバイシーマクラシック(イクイノックス)

 5位はイクイノックスが世界の舞台で大活躍した、ドバイシーマCです。欧州の一流馬相手に父譲りの『逃げ』の戦法で圧勝し、レーティングは129となり暫定的に世界一位となりました。馬場的には日本馬有利だとは思いますが、それにしても凄いパフォーマンスでしたね。古馬でも勝てたことで日本の現役最強馬として多くの人に認められた一戦だと思います。


4位

帝王賞(メイショウハリオ)

 好メンバーが揃ったダート上半期頂上決戦です。ゴール前では3頭が接戦を繰り広げ、中でも勝ち馬のメイショウハリオとクラウンプライドの差はわずかなものでした。メイショウハリオ頭の馬単を持っていたので、最後の直線は手に汗握りましたが、どちらが勝ったとしても名勝負だったことは間違いないでしょう。
 メイショウハリオはGⅠ連勝で、秋にはウシュバテソーロなどとの対決も期待できます。クラウンプライドはまた2着でしたが着実に上位との差を詰めているので初戴冠が楽しみです。


3位

サウジC(パンサラッサ)

 世界最高賞金のサウジCでこれまで芝を走っていたパンサラッサがまさかの勝利をあげたレースです。200m地点でまだ先頭に立っていたので、もしやと思いましたが、そのまま逃げ切ってしました。実際、勝つと思っていなかったのでかなり興奮しましたね。天皇賞・秋の時にも思いましたが、この馬には『大逃げ』という戦法のすばらしさが詰まっていると思います。
 実績のあるカントリーグラマーがしっかり強い競馬をしたのも個人的にグッドポイントでした。



2位

オークス(リバティアイランド)

 牝馬の頂点を決めるオークスでリバティアイランドが6馬身差で勝利し、2冠を達成しました。近年、2冠牝馬自体は珍しくないですが、このオークスのパフォーマンスには脱帽しました。
 リバティがいなければかなりの凡戦になっていた気がしますが、一頭だけまさしく次元の違う走りでした。現時点までのパフォーマンスではアーモンドアイにも引けをとらないと感じました(基本的にちょっと強い牝馬がでたらすぐアーモンドアイを引き合いに出す輩が気に食わないですが今回は納得のパフォーマンス)。
 馬券の話になるのですが、7位の桜花賞のところで話したような理由で、リバティを本命にしつつも着外のことも考えて馬券を買っていましたが、そんなことは関係ありませんでした。この世代の牝馬クラシックはリバティアイランドと他の馬でこれほどの差があることに初めて気づき、反省しました。15番人気3着のドゥーラを3番手の評価にしていたのでリバティをもっと信用できていれば…。
 馬券は悲劇でしたが、レース自体は素晴らしかったので堂々の2位としました。


1位

安田記念(ソングライン)

 上半期1番の名レースはGⅠ馬10頭による豪華メンバーで行われた、安田記念です。GⅠ馬以外にもガイアフォース、ソウルラッシュ、レッドモンレーヴといった強豪が揃っていて、予想から非常に楽しかったです。
 ヴィクトリアM組、マイラーズC組、京王杯CS組のように前哨戦から安田記念を目標にしてきた馬も多く、ワクワク感がありました。
 レースは残り200m付近でジャックドールとセリフォスが争っている中、ソングラインが一完歩ごとに迫り、鞭の合図で一気に抜け出してGⅠを連勝しました。
 ヴィクトリアM時、私がソングラインの追い切りを見たところあまり状態がよくないと思いました。にもかかわらず、しっかり勝ち切られました(当然馬券は外れ)。しかし、安田記念では驚くほど良く見えたので、『ひょっとしてまだ上があるのでは?』と感じ、期待に胸を膨らました。大外や連戦という懸念材料もありましたが、期待込みで本命にしました。結果は上記の通りですが、仮説が現実に変わった最後の直線は興奮しましたね。
 結局馬券はガミりましたが、それ以上に最高のレースを見せてもらったことに感謝です。


 感想

 競馬は楽しみ方が色々あって好きなレースも三者三様だと思いますが、個人的には牡馬クラシックや古馬王道レースといった一般的な人気レースは思ったほど楽しめずやや消化不良でした。しかし、その分海外や他のレースで楽しめたのでよかったです。
 また、この春に強い馬がたくさん出てきて、まだ対決していない馬もいるので秋への期待は非常に大きいです。下半期は今季以上に熱いレースが見れると思っています。

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