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【就活コラム】履歴書・自己紹介書が就活の基本

【大阪梅田就活スクール】の個人面談は、履歴書・自己紹介書からエントリーシートの相談が多くなってきました。履歴書・自己紹介書を書いたことがなく、いきなりエントリーシートを書いて持ってくる学生もいます。もちろん、自己分析・自己整理や業界研究・企業分析・職種研究はできていません。エントリーシートを書いてエントリーすることが目的になっています。

なぜ企業は学生にエントリーシートを提出させるのでしょうか。企業にはそれぞれ求める人物像があります。会社に必要な人材であるかどうかを企業独自の質問で答えさせます。履歴書・自己紹介書では、研究課題、大学生活、自己の特徴など、基本的なことしか知ることができず、字数制限もあります。また、履歴書・自己紹介書には、志望動機や将来展望(入社して取り組みたい仕事)が書けません。

エントリーシートを書く場合でも、履歴書・自己紹介書から書き始めることが必要です。エントリーシートをいきなり書くと、自分の強みや仕事に活かせる能力が明確になっていないからです。

まず、自分の大学生活を自己整理します。学業(ゼミ)、部活・サークル、アルバイト、留学、ボランティア、趣味などです。次に、応募企業が求める仕事(希望職種)で必要な能力を分析・理解します。最後に、自分がアピールできる能力・経験したことと、企業が仕事で必要としている能力とを、関連付けることが大事です。企業は優秀な学生を採用しようとするわけではありません。自社の業績に貢献できる学生を採用しようとしています。

さらに、履歴書・自己紹介書を作成する理由は、履歴書部分の意味と書き方を理解することが必要だからです。多くの学生は、履歴書部分を軽視しています。面接では、第一印象の重要性は強調されていますが、応募書類の第一印象もあります。全体的な印象、字が丁寧に書かれている、見やすい・読みやすい・わかりやすい書き方を理解している、などです。

採用担当者は、1日に何百枚という履歴書・自己紹介書やエントリーシートを集中して読みます。学生の側からすると、自分が何時間もかけて作成した応募書類はじっくり読んでくれると期待していますが、実際には1人1分程度です。また、採用担当者は効率的に処理しようと考えますので、書類選考では落とす理由を考えています。書類の見た目(第一印象)が悪い、書き方を理解していない、などの理由で、履歴書・自己紹介書を読むことも無く、即落とすケースもあります。

また、自己紹介書部分だけをパソコンで作成しプリントアウトして持参する学生も多いのですが、指定された行数で文章をまとめることができるかどうかも試されています。ルールに則った表現力を見ています。まず書く前に、自分の文字の大きさで指定された枠内の行数と文字数を計算します。その文字数に収まるようにパソコンで作成してから手書きで書いていくと、行数がぴったりで空白無く書くことができます。

最近企業は、手書きの履歴書・自己紹介書やエントリーシートの提出を求めることが多くなりました。あえて手書きで書かせることで、人柄や性格を見ようとしています。一般職や秘書など、事務系の職種ではより重要性は高くなります。私の書く字は、癖があり決してキレイな字とは言えませんが、ゆっくりと丁寧に書くように心がけています。採用担当者は、心を込めて書き上げたか、適当に書いたかを一瞬で見抜きます。

どの企業にも同じ内容でエントリーする履歴書・自己紹介書やエントリーシートは、書類選考で通過することはありません。就活では、常に相手の立場に立って考え行動することを心がけましょう。

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