ガブリエル・シャネル展へ

こんばんは。
9月になり、夜は涼しさを感じる今日ですね。

昨日、以前から気になっていた、
「ガブリエル・シャネル展」へ行ってきました。

シャネルに関する展覧会に足を運ぶのは、
今回で実は2回目。

初めて私が”シャネル”の中側を知るきっかけになったのは、
2019年に天王洲アイルで開催された「マドモアゼル プリヴェ展」でした。

寺田倉庫が開催するそのイベントで、
私はシャネルの洋服を初めて意識して見ることになり、
その空間と衣装の美しさ心を奪われました。

シャネルがどんなことを考えて服を作っていたのか。
シャネルはどんな女性であったのか。

その展示会中に知れたのは、シャネルに関するほんの少しのことでしたが、
その日をきっかけに、私は無意識にシャネルに惹かれるようになりました。

ある日、本屋で出会った「ココ・シャネルという生き方」という書籍で
私は少しずつシャネルの考えやスタンスを知ることになります。

彼女の気高さ、プライド、気品、強さ。
もちろん私は彼女に会ったこともありませんが、
その人間性を知るうちに私は彼女に憧れの気持ちを抱くようになりました。

そこで今回のガブリエル・シャネル展。
30分程の長い列を待ち、ようやく美術館の中へ。

三菱一号館美術館も、カフェは入ったことはあっても
美術館自体に入るのは初めてでした。

シャネル展に相応しい、歴史ある洋館を入り、
シャネルのドレスを眺めていきます。

今回で最も印象的だったのは、黒のイブニングドレスの美しさと、
「削ぎ落す」というシャネルの言葉でした。

シャネルは洋服を、どれだけ余計な装飾を削ぎ落していくか
ということを意識して作っていたと言います。

そしてその言葉を表す黒のイブニングドレス。
デザインはとてもシンプルですが、繊細で、
しなやかな動きが現れている。

シンプル・イズ・ザ・ベストという言葉は
これを表しているんだと感じました。

余計なものがないからこそ現れるエレガンスさ。

私たちはどうしても付け足す方向に頭がいってしまいがちですが、
削ぎ落すことの大切さを初めて教えられたように思います。

これはファッションだけでなく、
仕事や人生にも通じる考えなのではないかとも思いました。

「何を言うかでなく、何を言わないかが大切である」という
何かで目にした言葉も思い出されます。

余計なものをそぎ落とすことで、
大切なものをより際立たせる、
そしてそれが品性なのだということに
気付かされた今回の展示でした。

シャネルについて、もっとその感性に触れたいと感じた私は
美術館で「CHANEL 自分を語る」という本も購入しました。

今日少し読んでみたのですが、この本で感じたこと等は
また機会があればnoteに書いていこうと思います。

今後もシャネルの言葉たちには定期的に触れ、
シャネルの考えを自分の考えや生活の中にも
浸透させていきたいです。

それでは。

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