夏の日、仙遊寺でのご縁





今年の夏は特に暑く、汗を拭いながら四国88ヶ所巡りを続けていました。汗ばむ陽射しの下で歩く巡礼の道は、身体だけでなく、心も試されるような厳しさがありました。しかし、その道のりの中で出会う人々や景色が、私の心を癒し、巡礼の旅を支えてくれました。

88ヶ所すべてを回り終え、ついに達成感を感じながら、お姿(御朱印のような小さな紙片)を整理していた時のことです。ふと気づくと、58番札所である仙遊寺のお姿がないことに気づきました。私が受け取るのを忘れていたのか、それともどこかで紛失してしまったのか…。巡礼を終えた達成感が、一瞬にして不安と後悔に変わりました。

しかし、私は再び仙遊寺を訪ねることを決意しました。もしかしたらお姿を再び頂けるかもしれないという淡い期待と、心の中での「もう一度確かめたい」という思いが私を動かしました。

仙遊寺に到着すると、暑さはさらに厳しく、汗が止まりませんでした。しかし、お寺に入った瞬間、その厳しい暑さもどこか和らいだように感じました。お寺の方に事情を説明すると、彼らは私の話を静かに聞き、そして微笑んで「これも何かのご縁でしょう」と言って、優しくお姿を渡してくれました。

その瞬間、暑さも忘れ、心が温かく満たされました。巡礼の道のりの中で、人と人とのつながりや、思いがけない出来事が持つ意味を改めて感じることができたのです。

この夏、仙遊寺での体験は、私にとって一生忘れられない思い出となりました。巡礼の旅は、単にお寺を巡るだけではなく、自分自身と向き合い、そして多くのご縁に感謝する機会でもあります。

このような感じで、夏の日に体験した出来事をブログにまとめてみました。何か加えたい点や修正したい部分があれば教えてください。

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