【自己紹介】日本人夫婦イギリス・シェフィールド生活日記
こんにちは。 だまと申します。
現在、夫と二人で英国のシェフィールドという都市に住み始めてもうかれこれ３年目。
紆余曲折があり、私はBookkeeping（簿記）の勉強をしながら求職中、夫はシルバースミス（金属工芸作家）として作品を作っては売りこみ、二人でイギリス生活をサヴァイヴしているところです。
学生でもない日本人夫婦が、地方都市で大変な思いをしつつ、面白可笑しく生活する様を記録の意味も込めて、公開してみようかなと思いnoteを始めてみました。
特にアーティストVISAの取得とか、Bookkeepingの勉強については必要な情報があまりネットにもなかったので、少しでも誰かの為になればなぁと思っているところです。
そもそもシェフィールドってどんなとこ？！
ここはイギリスでも真ん中に位置するシェフィールド。
ロンドンの友達に聞いても、みんな名前は知っているが、行ったことはないという場所。
何にもないわけではないのだけど、目立つような観光資源がないというのが正直なところ。イギリス国内でも少しニッチな場所なのですよね。。。。。
とはいえ、サウス・ヨークシャー州に位置するシェフィールドは、イギリスでは第6番の都市で、ピーク・ディストリクトという大きな自然国立公園を有しながら、かつては金属工業で栄えた職人たちの街です。
「Steel City（鋼の都市）」という二つ名？で知られていて、特に18世紀から20世紀初頭にかけて、ステンレス鋼や刃物の製造で世界的な名声を博していた場所。(刃物の3Sこと世界三大刃物産地の一つがこのシェフィールドです。) 現在でも、シェフィールドはその工業遺産を守りつつ、工業自体もまだ僅かではありますが残っている歴史のある街なのです。
市のすぐ西側に「ピークディストリクト国立公園」が広がっており、車で30分ほどでアクセスできます。市の三分の一を占めるピークディストリクトは、イギリスで初めて指定された広大な国立公園で、美しい丘陵地や渓谷、ウォーキングコースがあり、ハイキングやサイクリングに最適な場所です。
様々なアウトドアスポーツが盛んだったりして、それもまたとってもイギリスっぽかたりする。
最近は留学生誘致に力を入れおり再開発が活発で、特に市街地ではイギリス国内でも比較的新しい建物に住むことができるので、きれいで安心の住みやすい場所ではあったりします。
でも、なんでシェフィールド？
なぜロンドンではなく、シェフィールドを拠点にしているかというと、理由は簡単。
私の夫が去年までシェフィールドの大学院に通っていて、卒業後もそのままワークショップをシェフィールドで借りながら活動しているからです。
先述した通り、シェフィールドは金属工業で栄えた街なので、いまだに刃物を生産している業者さんや加工業者さんも多く、街全体で金属という素材に対して誇りを持っている人たちが多くいます。
歴史も技術もある街なので、金属工芸を学びにくる学生や若いアーティストが多く、街もそんな若い才能のサポートに力を入れており、人種や年齢関係なく様々な恩恵を受けることができます。
私の夫も大学院でイギリス国内でも権威のある教授から学び、アーティスVISAを取得してシルバースミス（日本語で言うところの鍛金作家）として活動をしています。
またシェフィールドという町に歴史や魅力があったことに加えて、学費がロンドンに比べて安く済んだということも、こちらに住んでいる大きな理由の一つです。
特に円安が続く今、イギリスに留学したいけど金銭面など考えるときついかもと思っている人もいると思うので、そんな方は地方に住んでみるというのも良い選択だと思います。
地方都市、フリーランス、そしてイギリス。
こちらの生活にも慣れてきましたが、いまだに英語はうまく喋れなくって、しょっちゅう家で一人で「うわぁぁぁぁ」ってなってますし、日々様々な問題にぶち当たりますが、夫婦でマジで二人三脚状態でなんとか、フリーランスでも生き抜いています。
特に家探しはこちらに越してきて一番最初に遭遇した大きな問題でしたし、
職探しに関しては、今まさに大変な思いをしているし。。。。
身一つで夫婦で海外に乗り込み、全然華やかではないですが、泥臭くも面白可笑しく生活している様子をこれからも公開していけたらなと思っています。
これからの活動や勉強のこととか、乞うご期待くださ～い！