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飯がうまい街、Sheffield ‐レストラン編
前回、シェフィールドの住宅事情についてお話ししましたが、今回はこの街の「本当の魅力」をお届けしたいと思います。
シェフィールドはイギリス人にも日本人にも少し馴染みの薄い街かもしれませんが、実は人口50万人超、国内6位の規模を誇ります。かつて金属産業で栄えた歴史を持ち、特に金属工芸やアートに携わる人には知られているんですが、観光地としての知名度は控えめ。それでも、3年住んでみて分かったのは、シェフィールドの住みやすさ。
私の周りでもこの街に根を張りたいと思う人は多く、住宅を購入する人もいるほどです。
みんな大好き、シェフィールド飯!
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今回のテーマはずばり「シェフィールドの食」。在英歴も4年を超え、仕事や旅行で他の都市も巡ってきましたが、シェフィールドはイギリス国内でも食のレベルが高いと思っています(個人的調べ!)
まず種類の豊富さ。シティセンター周辺でイギリス料理はもちろん、和食、中華、イタリアン、メキシカンまで色々な料理を楽しめます。
次に、値段が他の都市に比べて安いのに、本格的な料理を気軽に味わえるところ。
長くなってしまうので、今回は色々ある中でもお気に入りのレストランをご紹介します。
シェフィールドのローカルパブ「Rutland Arms」
イギリスに来たらぜひ体験してほしいのが、パブでの食事文化。
パブは「お酒だけを提供する場所」というイメージがあるかもしれませんが、多くのパブでは食事も楽しめます。特に地方都市のパブでは、地元の人たちが普段から訪れる「安くて美味しい食事スポット」という位置付けです。
シェフィールドには本格的な料理とビールを楽しめるパブが多い中で、私がよく訪れるのが「Rutland Arms」です。ここは、地元で人気のパブで、北イングランド名物の「チップバティ」(パンにフライドポテトを挟んだバーガーのこと)をはじめ、イギリスの定番料理がお手頃の値段で楽しめます。メニューにはビーガンやグルテンフリーなどヘルシーな選択肢も多く、誰でも楽しめるのが魅力です。メニューは日によって変更されるんですが、どれもおいしい!選べない!
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またシェフィールドの地元醸造所から仕入れたリアルエールやクラフトビールを豊富に取り揃えています。ビールも仕入れいによって頻繁に入れ替わり、いつ訪れても新しいビールが楽しめます。
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とりあえず、おいしいイギリス飯を食べたいなって思ったらここに足を運んでみてください。イギリス飯の印象が変わると思います。
本格手作りパスタが楽しめる「Grazie」
シェフィールドの街中にあるイタリアンレストラン「Grazie」は、南イタリア・アプリア州の味を再現するため、店内で毎日手作りされるパスタを提供しています。オレキエッテやカヴァテッリなどの本格的なパスタが楽しめ、他のイタリアンでは味わえないような伝統的な料理が揃っています。
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本格手作りパスタが食べれるって、皆さん予想してなかったでしょう。
季節によって提供されるメニューも多く、シェフィールドにいながらこんなにおいしい本格パスタが食べれるなんて〜。贅沢!
夜になると多くの地元客で賑わうため、夕食時は予約がおすすめです。ランチタイムなら比較的席が空いていることが多いので、気軽に訪れることができます。料理の値段はロンドンと同程度ですが、新鮮で質の高い素材を使っているため、シェフィールドにいながら本格的なイタリアの味を楽しむことができるのできる大好きなレストランです。
ロンドン級の高品質ビストロ体験を「Bench」で
シェフィールドの「Bench」は、ロンドンに匹敵するレベルの料理を提供する人気のビストロです。ここでは季節ごとの新鮮な地元食材を活かした「モダン・ブリティッシュ」料理を味わうことができます。店内はシンプルで落ち着いたインテリアに包まれており、リラックスしたダイニング体験が楽しめます。
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「Bench」の魅力の一つは、その日の仕入れによって変わるメニュー構成。小皿で提供される料理はシェアスタイルにぴったりで、旬の味覚をさまざまなアレンジで堪能できます。また、ワインの種類も豊富で料理との相性を考えたペアリングが用意されています。(私はオレンジワインを体験してそれ以降、ハマりました!)
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価格はロンドンと同等でやや高めなのと、予約を取るのが本当に難しい点には注意が必要ですが、特別な日にはぴったりの贅沢な場所です。
忙しい日常から少し離れて、心地よいひとときを過ごしてみたい方はぜひ足を運んでみてください。
行列必至!タイ人もおすすめする激ウマ、タイ料理「Zaap Thai」
最後に紹介するのは、シェフィールドで人気のタイ料理レストラン「Zaap Thai」です。激ウマかつ手頃な価格で、一番ヘビロテしてるお店です。
以前、日本食レストランで働いていた際に、同僚のタイ人たちに「シェフィールドで一番美味しいタイ料理はどこ?」と聞いたところ、全員が「Zaap」を推していました。タイ人が経営しているため、現地の味をそのまま再現しており、タイ人も納得する味付けになってるそう。
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メニューは豊富で、ガパオやパッタイといった定番料理はもちろん。私のお気に入りはムーヤーン(Moo Yang)と呼ばれる豚肉の炙り焼き。このムーヤーンは甘じょっぱいタレに漬け込んだ豚肉を炙り焼きにしたもので、もちもちしたタイのもち米と一緒にいただくと格別。ビールが進む!カクテルも進む!
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この人気ぶりから電話予約は受け付けておらず、いつも行列ができていますが、回転率が良いため並んでいても20分ほどで入店できます。シェフィールド以外の近隣都市にも店舗があるので、アジア料理が恋しくなったら、ぜひ足を運んでみてください。
まだまだあるシェフィールド飯!
紹介したお店のうち2つはシティセンターに位置しており、駅から徒歩圏内でアクセスでき便利です。残りの2つも、バスで15分ほどの距離なのでアクセスも簡単。
でもまだまだ全然紹介しきれてない。おいしいパンやパイのお店、バーやパブがたくさんあります!
今後も別の記事で、さらに魅力的なお店を紹介していきますので、ぜひ楽しみにしていてください。