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B&Bでイギリスの自然を満喫!1泊2日おすすめプランin Sheffield

前回のnoteでは、シェフィールドのレストランをご紹介しました。今回は、シェフィールド近郊で楽しめる1泊2日の滞在プランを提案したいと思います。

イギリスの観光地として有名なコッツウォルズ地方。
その中でも、アーツ・アンド・クラフツ運動の先駆者であり、デザイナー、詩人、社会運動家として知られるウィリアム・モリスが「イギリスで最も美しい村」と称賛したバイブリーは、多くの観光客を魅了しています。もちろん、コッツウォルズの美しさは言うまでもありませんが、実はイギリス各地には同様に魅力的な村が数多く点在しているのです。

石造りの小さい家が立ち並んでる街並み

その中でも、シェフィールド近郊にあるキャッスルトンはおすすめのスポットです。この村は、シティセンターからバスで約1時間というアクセスの良さと、ピークディストリクトという大自然に囲まれた中でゆっくりとした時間を過ごすことがかできるのが魅力。
そこで実際私たちが体験した1泊2日のプランをご紹介します!
村を散策し、鍾乳洞や丘陵地帯を楽しむアクティビティを中心にしたモデルコースです。

キャッスルトンでのんびり過ごす1泊2日プラン

1日目: キャッスルトンに到着!村を散策

シェフィールドのシティセンターからキャッスルトンへバスで約1時間。山や牧草地の景色を眺めながらの移動は、それだけで癒されます。

ランチ: 村のカフェで地元の味を堪能
到着後、まずは村のカフェでランチを楽しみました。ここで一度試してみて欲しいのが、カフェやレストランが日替わりで提供するスープ。イギリスのカフェやパブでよく見かける「Today’s Soup(本日のスープ)」は、イギリスらしいメニューの一つです。

スープにはパンがセットになっていることが多い!
思っているよりとってもボリューミー。

季節に合わせた地元の食材を使うことが多く、旬の野菜や特産品を活かした料理が提供されます。例えば、冬にはカボチャや根菜を使ったスープ、夏にはトマトやズッキーニのスープが人気です。私がいただいたのは、じゃがいもと豚を使ったスープで、栄養満点かつ優しい味わいでした。日本では体験したことないお味ですし、手間暇かかってておいしい!
量もたっぷりでリーズナブル。
食欲があまり進まないという日でも、スープだったら食べられたりすることも多いですし、体から温まることが出来るので、旅行先で疲れちゃったなと思っている方には特におすすめ!

午後: 鍾乳洞「Treak Cliff Cavern」を訪問
キャッスルトン周辺には4つの有名な鍾乳洞があり、観光スポットとして人気です。
私たちはその中の一つであるTreak Cliff Cavernに訪れました。

小高い丘の下に鍾乳洞がある!
魔女の洞窟って名前がなんともイギリスっぽい。

ここには村から丘陵地をのんびり歩きながら約1時間で到着します。
この鍾乳洞は、ブルーフルオライト(ブルージョン)という珍しい鉱石で有名で、洞窟内の幻想的なライトアップとともにその美しさを堪能できます。
鍾乳洞内には「ウィッチズケイブ(Witch’s Cave)」と呼ばれるエリアがあり、ここは希少なブルージョン鉱石の豊富な鉱脈が見られる場所として知られています。
また洞窟では、美しい鉱石の模様や地質学的な歴史をガイド付きツアーで学ぶことができたりします。
他の鍾乳洞も魅力的で、イギリス最大級の洞窟の入口を持ち、「悪魔の尻(The Devil’s Arse)」というユニークな別名で知られているPeak Cavern。
地下ボートツアーで水路を進むと「底なしの穴(The Bottomless Pit)」と呼ばれる深い水のプールに到達することができるSpeedwell Cavernなど一度は訪れてみたい場所ばかり。

宿泊: ファームステイで癒されるひととき

羊のショーンのお家のよう。

洞窟を散策した後は、宿泊先のB&Bへ。
B&Bとは「Bed and Breakfast(ベッド・アンド・ブレックファスト)」の略称で、イギリスではメジャーな宿泊施設の一形態です。
基本的には、宿泊と朝食を提供する小規模な宿泊施設を指します。多くの場合、家族経営で、宿泊者に対して家庭的で親しみやすいのが特徴。
私たちが宿泊した場所は、牧場経営をしてるご家族が運営するB&B。
B&Bでありながら、牧場が目の前にあるという素敵な場所でした。

牧場がとっても広い!

都会の喧騒から離れ、自然や田舎暮らしを楽しむ選択肢として、ファームステイができるようなB&Bは人気があります。

牧歌的でとってもかわいい一部屋を借りました。
(トイレとシャワーは部屋についている。)
窓からたくさんの羊がみえる

牧場の穏やかな雰囲気と自然に包まれた時間を楽しめました。チェックイン後、羊たちを眺めながら、夫はテラスで作業、私は本を読んでリラックス。
贅沢時間を満喫。

1日目の夜: とりあえずパブに行こう!

夕食は村の中心地へ徒歩で戻り、地元に人気のパブを訪れました。

キャッスルトンのローカルパブでは、イギリスのthe 家庭料理が取り揃っていました。
シェパーズパイやサンデーローストなどの定番メニューは勿論、地元で醸造されたクラフトエールやサイダーもオススメです。
私たちはBraised BeefとScampiをオーダー。
Braised Beef(ブレイズドビーフ)」は、牛肉をゆっくり煮込んで柔らかく仕上げた料理です。一般的に赤ワインやグレイビーソースで煮込まれ、マッシュドポテトの上に盛り付けられ、付け合わせとして温野菜が添えられることが多く、イギリスのパブでは定番のメインディッシュの一つとされています。

お肉がホロホロでこれまた絶品。
茹で野菜も甘くて美味しい。

Scampi(スキャンピ)」は、小さなエビを衣で揚げた料理です。通常、チップス(フライドポテト)とともに提供され、「Scampi and Chips」という名前でメニューに載っていることが一般的です。軽い食感と、レモンやタルタルソースで楽しむシンプルな味付けが人気です。
エビフライやエビ天ぷらに馴染みが深い日本人には、けっこうおすすめのメニューだったりします!

ピクルスといただくパターンでしたが、お上品で美味しい。


明るいうちに飲むビールがうまい🥺


どちらもイギリスのパブで「クラシックメニュー」として広く提供されており、観光客にも地元の人にも愛されています。このパブでは料理がとれも絶品で、あっという間に食べてしまいました。

2日目: キャッスルトンをさらに満喫!

朝: B&Bでイギリス伝統の朝食を頂いてみよう

ファームステイの朝は、手作りのフルブレックファーストから始まりました。イギリスの朝食といえば、ベーコン、ソーセージ、卵、トマト、マッシュルーム、そしてトーストやビーンズがセットになったボリューム満点のフルブレックファーストが有名ですが、自分の好みに応じて軽めにアレンジすることも可能です。例えば、トーストとポーチドエッグだけを楽しむシンプルな朝食もOK!

牧場のフルブレックファフトを是非みんな体験して細い!格段に美味しい〜

私たちは地元で作られたソーセージと、新鮮な卵を使った朝食を選びました。特に、手作りのソーセージはジューシーで美味しい。また、地元産の蜂蜜やジャムも絶品で、トーストにつけていただくのがおすすめです。

他の宿泊客の方と一緒にここで朝ごはんをいただきました。

イギリスの朝食文化は、ただ食べるだけでなく、地元の食材や季節感を味わうことも魅力の一つ。のんびりと時間をかけて楽しむ朝食は、是非イギリスで体験して欲しいものの一つです。

午前: キャッスルトン村の再散策

朝食後は、キャッスルトン村をゆっくり散策しました。石造りの家々が立ち並ぶ小道を歩いていると、村全体が絵本の世界に迷い込んだような気分になります。アンティークショップや地元の工芸品店を訪れたり、とにかくゆっくり散策するだけでとってと楽しい。

こんなお家に住んでみたい〜

午後: ペヴリル城跡(Peveril Castle)の探索

午後は、村の高台に位置するペヴリル城跡を訪れました。
ノルマン時代に築かれた城跡は、歴史的な価値が高く、城跡からは、キャッスルトンの村全体や周囲の谷を一望することができ、その景色はまさに圧巻。

イギリスはヨーロッパの中でもお城が多くの残っている国なのです。
村とピークディストリクトを一望できる

少しハイキング気分を味わいながら、歴史に触れることができるおすすめスポットです。頂上までの道のりはそれほどきつくないので、体力に自信がない方でも楽しめます。

ゆっくり楽しむキャッスルトンの魅力

キャッスルトンでの1泊2日は、アクティブな観光よりも、自然と田舎の静けさをのんびり味わう旅となりました。鍾乳洞やB&B、村の歴史スポットなどをマイペースに巡ることで、無理のないリフレッシュができます。ピークディストリクトの自然とイギリスの田舎文化を気軽に体験したい方には、ぜひおすすめのプランです!


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