首都圏情報ネタドリ! 活況!中高年の転職 人生100年時代を生き抜く 観た
中高年の皆さん、自分の人生、もう一花咲かせたいと思ったことありませんか。今、それが可能な時代になっているんです。叶えてくれるのがこちら。転職です。転職というと若者のイメージがあるかもしれませんが、今や転職する人の数は45歳以上で、10年前のおよそ1.3倍。65歳以上でみると2倍になっています。
転職が増えてきた背景
その背景の一つに、企業が大量一括採用した、いわゆるバブル世代が定年を控え、次のキャリアを考え始めたことがあるとみられています。
また人生100年時代と言われるように寿命が延びていて、元気で活躍できる期間が延びていると。そうなってくると中高年の方々も定年後も見据えてしっかりいろんなところで働こうという。
そして事業環境の変化が起きていて、デジタル化であるとかAIの進展だとかっていうことで、いろいろ世の中変わってきている。そこで経験者でしっかり事業をわかってる方にサポートしてほしいというところでそういう人たちに対するニーズが増えてきています。
例1 57才男性 大手メーカーから中小企業へ
大手建材メーカーから社員およそ300人の住宅会社に転職しました。新たな商品を開発する部署で部長を務めています。
転職前のモチベーション
前の職場では現場から管理職となり、現場から離れる中、やりがいを見失うようになりました。
転職のきっかけ
自分のやったことに対しての達成感や満足感、あれをもう一回味わいたいなっていうのが強くて、やっぱり自分はものづくりに関わっていたいなっていう思いが強かったですね。
例2 61才男性 大手メーカーから市役所へ
大手飲料メーカーの営業マンから、市役所の管理職に転身。
転職前のモチベーション
責任ある仕事を任されることが減り、やりがいを感じにくくなっていました
。
転職のきっかけ
期待されて、そこに活動する居場所があって称賛されるっていうこのサイクルが、やっぱりシニアになっても体験したい。
一度やっぱり外の世界を見てみたいということと、この営業経験が、何か他のことに生かせないかな。そんなときに利用したのが、会社のセカンドキャリア支援制度でした。
例3 55歳女性 大手ホテルから外資系人材サービスへ
国内の大手ホテルから外資系の人材サービス会社に転職しました。
転職前のモチベーション
ホテル業界が変革を求められる中、自分の経験は通用しなくなると考えました。
転職して変わったこと
長年働いてたところで、そこで提案していることが、前の時代にやっていたことっていうふうに受け止められることでも、 自分の居場所を変えることでより過去の知見が活きてくるっていうことはあるかな。
顧客目線を徹底し、相手の立場に立って考えるという、もう通用しないと思ったホテル時代の経験が、ここでは強みとして必要とされました。
転職の心構え
WILL・・・やりたいこと
CAN・・・できること
MUST・・・企業から求められること
三つを明確にすることが重要です。
自分の過去を振り返り未来の目標を明確にするという、自分を見つめ直す行為が転職活動に必要です。
今やってる仕事が今の業務とは全然違うところでどんなふうに活動できるだろうか、どんな活躍ができるんだろうかってことを色々考えてもらうことが、ある意味で自分がやってるスキルがどれだけ一般性があるかとか、客観的に自分の能力を把握していくことで、単に転職の仕事を探すだけじゃなくて、能力開発に繋がっていくんだと思うんです。
能力開発やこうした自己分析というのは自分を見つめるという意味でも中高年に限らず、あらゆる世代にとって効果的だと感じますが、こういうことが特に必要になってきてる時代なんだと思うんです。