クローズアップ現代 どう防ぐ?大人の食物アレルギー “意外な原因”を突き止めろ
食物アレルギーとは
食物アレルギーとは、本来は体に害はない食べ物に対し体内の免疫が過剰に反応することです。症状は蕁麻疹やかゆみ、嘔吐などの他、時には命に関わるアナフィラキシーショックが引き起こされることもあります。
食べ物アレルギーといいますと、子供にイメージあるかもしれませんが、今注目されているのは、大人、成人になってから新たに発症する食物アレルギーなんです。このアレルギーを引き起こすのは実に多種多様なんです例えば果物・野菜・小麦・お肉などなど様々あります。
症状のきっかけと交差反応
しかもアレルギー体質になったり症状が出たりするきっかけとして、サーフィンをしている人やペットを飼っている人ですとか、医療従事者などの特定の職業が関わっていることがわかってきました例えば、運動している人は、小麦、そして医療従事者は、バナナやアボカド、そしてペットを飼っている人はお肉、さらにサーファーの人は、納豆でアレルギーになるんです。
交差反応とは
アレルギー反応を起こす抗原(アレルゲン)と食べ物に含まれているアレルゲンの構造・形がよく似ているものがあるのです。 そのため、その食べ物のアレルゲンに対して間違えて反応してしまいアレルギー症状がでます。 この反応を「交差反応」と言います。
分かっている交差反応の一例
医療従事者 × ラテックス → バナナ・アボカド
動物飼育者 × マダニ → 肉・カレイの魚卵
サーファー × クラゲ → 納豆
花粉症の人 × シラカンバ・ハンノキ → リンゴモモ大豆など
花粉症の人 × スギ → トマト
花粉症の人 × イネ科 → トマトメロンなど
花粉症の人 × ブタクサ → バナナメロンなど
特殊なアレルギー小麦
小麦を食べた後に運動などをすると発症するというものです。このアレルギーは小麦を食べただけでは発症しません。食前後数時間の間に、運動、飲酒、入浴、鎮痛剤を服用すると症状が現れます。
自分がまずどういうアレルギーを持っているのか持っていないのか、しっかり知ることが大切ですね。