20歳の娘と5歳の息子
私には、20歳の娘ともうすぐ5歳の息子がいます。
先日、ある番組を観ていたら、サザエさんは24歳、ワカメは9歳で15歳差の姉妹だと知りました。お母さんのフネは43歳でワカメを出産しています。
私も41歳で息子を出産したのでサザエさん一家に妙な親近感を感じました。
口数が少なくて少し不器用な姉、毎晩寝る前に「パパママ大好き!」と言う弟、全く性格が違うのがおもしろい。
2人は15歳も離れているのにケンカをします。娘がごまかそうとすれば、息子は見逃さない。娘がおちょくれば、息子は「もう僕にからまないで!」と言う。
息子は小さいけれど立派な1人の人間で、年上の姉にも対等です。15歳差の姉弟は、想像していたものとは違いました。
ある日、息子が言いました。
「泣きたいときは泣いてもいいんだよ。」
4歳児とは思えぬ男前な発言に私は驚きました。
「その言葉はどこかで聞いたの?」
と聞くと、好きなアニメ番組でキャラクターが言っていたそうです。
小さな体なのに大きく見えた一瞬でした。(はい、親バカです)
当たり前だけど、娘と比べると息子と一緒に過ごせる時間は15年短い。
人生の折り返し地点に立った45歳、今のうちに息子との思い出を作ろうと思うようになりました。苦手なキャンプも行ってみようと思います。
「ママ大好き!」と言いながら抱きついてくることも、トイレの後にパンツを履かない息子に「早くパンツ履いて!」と言うことも、手を繋いだときの小さな手も今だけなのかと思うと少し寂しい。
娘を出産したときは自分も若く、初めての子育てに必死でした。
「早く大きくなってくれ〜!」といつも心の中で思っていました。
そして今、大きくなっていく長男を見て寂しいという気持ちがあります。精神的にそう思える余裕が出てきたのでしょう。
40代になった今だからできる子育てがあると実感しています。
20代と比べると体力面では明らかに劣りますが、精神的には余裕があります。40代の子育て、そんなに悪くありません。
15年ぶりの子育てで一つだけ後悔していることがあります。
それは電動自転車を買わなかったこと。
浦島太郎状態の子育てで、子供乗せ電動自転車が主流だと知らずに普通の自転車を購入しました。年中からバス通園の幼稚園からこども園に転入したことで、毎日自転車で送迎することになりました。
45歳の腰痛持ち母さんにとって16キロの男児は重い。重すぎる。卒園までの残り1年半、私のひざと腰は頑張れるのだろうか・・・
そして今日も猛暑のなか、母は汗だくになって長男を迎えにいきます。
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