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会社設立、自宅売却、政策金融公庫、宅建免許取得そして息切れ

この2カ月間はいろいろあった。

自宅の売買契約、引越し、宅建免許申請、政策金融公庫の創業融資の申し込み。事務所のネット回線、法人の通帳作成、全日不動産協会の加入手続きなどなど。
この酷暑の中でなんとか進んできた。

宅建免許は自分で申請するべき

行政書士さんに頼む人もいると思うがネットから申請書をダウンロードして意外と書類作成や必要書類は簡単にできた。県庁に予約してその旨を全日不動産協会に連絡すると同一日に申し込み完了。数日後には協会の人が事務所調査にきてくれて無事に免許を取得することができた。正式には県庁から免許番号の入ったはがきが送られてきて、供託金などを全日不動産協会に振込して数日後に営業開始できることとなった。
必要な物を携え9月1日に協会に訪問する予定である。ラビーネットやレインズのIDなど開業に必要なネットインフラをこれで取得することになる。

お金の不安

お金の不安がつきまとっていた。自己資金は250万円を用意していた。これでは運転資金がままならない。よって自宅マンションを業者に売却した。これで残債と管理費、駐車場費用がかからなくなり月々の生活コストは軽くなった。残債を除いても数百万のお金が手元に残る。ただし売上が上がらないとすぐに溶けてしまう。ほかに数百万の預金があるがこれは生活費。起業するのはお金の不安がつきまとう。

政策金融公庫

創業融資という制度が政策金融公庫にある。要件をみると該当している可能性が高いと思った。当初は自宅売却を考えていなかったため生活コストは毎月30万円以上必要だった。会社の売上が上がらなかったら1年以内にショートすると思い焦っていた。商工会議所に相談にいくと熊谷の政策金融公庫を紹介された。
親切に対応してくれて一筋の光明が見えてきた。当初は何ら実績のないこれからの不動産会社(まだ無免許)に本当に融資してくれるのか心配でたまらなかった。数日後に電話があり、政策金融公庫の担当者と話すことになった。申し込みはすべてインターネット上で行い、設備資金と運転資金を明確にするため創業計画書を作成することになった。設備資金は見積もりやカタログを添付資料として提出する。
事業計画書は何度も何度も書き直した。本当にこの戦略で売上がつくれるのだろうか。しかし後には引けない。
法人登記が完了していよいよネットにて融資の申し込みを行った。借りた金は返さなければならない。融資希望金額は500万円とした。
果たして融資は実行されるのか。



自宅マンションの売却

自宅マンションは友人の不動産会社に依頼した。アットホームなどで案内が入るが、年配の現金客ばかりでいろいろ注文がうるさくて決まらない。居住中のため案内が入るたびに掃除掃除。断られるたびにむなしい気持ちになり、焦ってくる。そんなときに業者から買付が入ってきた。希望額より230万円低い金額である。しかしもう面倒になってきたから売買契約を締結してしまった。約定でリフォームのため早急に引越ししなければならない。

相当な断捨離を行ってきたがまだまだ荷物が多い。そして決断したのが婚礼家具、食器棚、2段ベットを粗大ごみに出すことであった。
カミさんが友人に聞いたところ粗大ごみ処分に〇〇万円かかったなんて聞いてきたためなるべくお金はかけたくないと思い、引越し業者に聞いてみた。引越し業者は買取業者には聞いてみるが引き取りや保管はやらないことが分かった。市役所のパンフレットには粗大ごみの料金が掲載されている。箪笥1000円、2段ベット3000円、食器棚1000円。市役所に聞いてみた。出すことは可能であるが粗大ごみ置き場までは自力で運ばなければならない。その距離100m。無理である。
果たして期日に明け渡しできるのか。




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