かつて、登記所で公図を閲覧すると、江戸時代の古絵図さながらの公図に出くわすことがあった。色とりどりに塗られていてたのしいものである。
青く塗ってあるところが「青地」（あおち）といっている。崖地などの耕作不能のところで、国有地である。
赤く塗ってあるところを「赤道」（あかみち）といって公道である。
水色で細長く塗られているところは「水路」（すいろ）である。昔の水の通り道であり、現在は埋め立てられて見えないことが多い。しかし水はもとの水路を流れたがる。
土地を買う際は水路の通り道ではないかどうか確かめてみるのがいいかもしれない。
