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製造現場×Tableau DATA Saber挑戦記 Vol.4

今回はいよいよDATA Saber bridgeの90日間を終え、歩いてき道を振り返りつつ、これから先の事についても考えてみたいと思います。
挑戦期間中に感じたことや自分自身に起こった変化。
そして、モノを造ることにかけては長けている製造現場の人たちの経験や勘と、データ分析のスキルが融合したとき何がおこるのか??
そんな事を記していきます。

DATA Saber bridge -90日を終えて-

1.この挑戦は無謀だったか?

私が挑戦しようと思ったのは、Tech Playの「Tableau製造業ユーザー会」に参加したことがきっかけでした。
ちょうど業務でTableauを使うことがあり、スキルアップのためにどちらかというと軽い気持ちで飛び込んでしまったのが始まりです。

始まってすぐに軽い気持ちは打ちのめされ「これはやばいぞ!!」と気づくのに時間はかかりませんでした。
高校卒業後、すぐにモノ造りに従事して以来ITスキルを身につけることもせずに過ごしてきた結果です。
いつもなら「向いていなかった」とか「忙しくて続けられない」などの言い訳を自分にして、挑戦したことに満足してあきらめてしまうところでしたが今回は違いました。

どうしてそんな気持ちになったのかは今でもよくわかりません。
しかし師匠や仲間たちの存在が大きかったのは間違いないと思います。

無謀な挑戦だったか?

今の私の回答は「無謀だった」です。とてもつらく苦しい90日でした。

しかし、いつもあきらめがちな私に起きた変化は徐々に熱量が増していったことです。
非日常の体験がもたらしてくれたものは成長の実感と喜びでした。結果はどうあれ最後まで走り抜けよう!!と心から思うことができました。

無謀な挑戦でしたが、ゆえにチャレンジするべきプログラムである。
その理由は「本当に違う自分になれるから」。
それが私の答えです。

2.師匠と仲間たちに思いを馳せる

この苦しかった90日を乗り越えられた最大の要因は、師匠と仲間の存在だと思います。

こんなに優しいコミュニティーがほかに存在するだろうか?と思ってしまうほど、すべての人たちが優しさにあふれていました。
かといって、べったり密着するような感じではなく、程よい距離で自然に接してくれる柔らかさを伴った優しさです。

師匠も同様で密に連絡を取り合うような指導ではありませんでした。
しかし困ったときや落ち込んだ時、本当にギブアップしそうな時には、しっかり導いて下さり、涙がでるほどやさしい言葉をかけてくれました。

あまり詳しくは書けませんが、最後の最後でトラブルが重なりもうだめかと思ったときに、その場にいないはずの師匠からチャットで声援を頂いたことは、この先きっと忘れないと思います。

3.二つ名に込めた思い

私の二つ名は「Multi-skilled Saber」です。

製造現場には「多能工」という言葉があります。従来の意味は「たくさんの工程で作業可能な人」という意味で使われていましたが、私が目指すのは

「多能工」+「データを活用できる人」=デジタル多能工 です。

データに裏打ちされた経験や勘により、本質的な改善が可能になると信じています。その結果ニーズの変化や少子高齢化において必要な生産性向上に対してスピードを上げた取り組みに繋がっていくはずです。
激動の製造業においてデータドリブンな文化の醸成は不可欠です。その礎に自分がなってやるんだ!!という信念を込めて名付けました。

4.航海の始まり

私の部署では約900名の方が日夜製造に従事しています。
その中で、同じような考えを持ち業務に活かしているのは、まだまだほんの数人です。
ここから私たちの航海が始まります。
熱量を決して失わず、同じ志を持った仲間を集め、荒波に揉まれながらも楽しむことを忘れない。そんな航海こそが文化を築くというゴールに導いてくれる航路と信じて舵を切っていこうと思います。

5.あらためて感謝の気持ちを

DATA Saber bridgeに関わったすべての皆様
本当にありがとうございました。
とても言葉で言い表せるものではありませんが感謝の気持ちでいっぱいです。

同門の弟子の皆様
振り返り会でも相談させていただきましたが、私の近しい者がDATA Saberに挑戦したいと志したときはお声かけさせていただきます。
もしよろしければ師匠になっていただけると幸いです。
本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

師匠
最初から最後までご迷惑ばかりかけて申し訳ありませんでした。
師匠でなければ志半ばであきらめていたと思います。
この感謝の気持ちを私は決して忘れません。
今後もたくさん相談させていただく事もあるかと思いますが
よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

6.最後に

製造現場で働く人たちは、業務の大半を「モノづくり」にあてています。
そんな中で新しいことにチャレンジすることは本当に大変だと私自身も思っています。
もしDATA Saberに興味を持ったけどチャレンジすることに踏ん切りがつかないという方がおられましたらお声かけください。
決して簡単ではありませんが、突破できないことはありません。その背中を押すことぐらいは私でもできるかと思います。
一緒に日本の製造業を盛り上げていきましょう!!





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