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NARUTO(ナルト)から学ぶ対面コミニケーションの大事さ


こんばんわ、宮地です。

今回は少年ジャンプで約15年間連載され、
完結するまで73巻を要した、大人気少年漫画を
ある視点から読み解いていきます。

<チャクラの本質とは?>


それは作品が終盤に差し掛かるとよく見えてきます。例えば、忍連合軍VSオビト、マダラの局面をみていきます。


忍連合軍が相手の圧倒的な強さに心が折れかけ、
負けそうになっている時

ナルトが九尾のチャクラを忍連合軍の忍に
渡したことで、彼らのチャクラが増え、
攻撃力や攻撃回数が増し、なんとか戦力として機能するようになっていきます。

また、そのチャクラが盾となり、
命を救うという、防御の面でも力を発揮しました。

しかし、ナルトのチャクラが減ると、
受け取っていた忍が持っていたナルトのチャクラも減り、

ナルトのチャクラが回復すると彼らの中にあったナルトのチャクラも回復しました。

これが何を意味するかというと、
チャクラを通じて、ナルトとそれを受け取った忍びが繋がっているというわけです。


チャクラとは"繋がり"そのものです。

これは昔、里中から嫌われ、憎まれ、邪魔者扱いをされていたナルトが1番欲しかったものです。
(誰でもいいから、気を引くために、イタズラをしていました。)


しかし、昔、ナルトはチャクラが嫌いでした。

なぜなら、嫌われて、憎まれ、邪魔者扱いを受けていた原因が膨大なチャクラの塊である九尾を
お腹に封印されていたからです。

でも、ナルトは恩師であるイルカ先生、師匠の自来也そして、九尾をコントロールする際、
チャクラを通じて出会えた実の両親である、クシナとミナト

彼らのおかげで、九尾をコントロールし、
さらに、九尾がナルトの忍道に感化され心を開き、全面的に協力してくれるようになったおかげで

禍々しい膨大なチャクラが
寄り添ってくれる、温かいチャクラに変わり、
多くの忍びを救う力に変わっていったのです。

ナルトのチャクラを受け渡すとは
このようなツラい過去を乗り越えた強さが
背景に隠されていました。

そして、物語の最後には
最大のライバルであり、友であるサスケとの
決闘が待ち構えています。

彼らは幼少期からお互いを意識し合い、
最初はライバル関係であったが、
徐々に度を越し、本気で殺気を向けられるほどの深い闇に堕ちたサスケをナルトは何度も救おうとしますが、その度に失敗をしていました。

しかし、それはある意味当然だと言えます。
ナルトはアシュラの、サスケはインドラの
転生者です。

ここで一旦インドラとアシュラのことを説明すると、彼らは大筒木一族という一族であり、
チャクラの祖とも言える一族です。

インドラとアシュラは強い力か、それとも繋がりを大事にするのか

お互いの価値観の違いから歪みあっていて、

さらに、彼らの転生者も戦い続けてきました。

ちなみに、1世代前の転生者が
うちはマダラと千手柱間です。

つまり、サスケとナルトの戦いは、インドラとアシュラの時代からつづく因縁の戦いだったのです。

戦いは、チャクラ、体力、気力を全て使い果たし、死闘を繰り広げ、
お互い、失った腕のところに血の跡が残り、Vの字になり、交わっていたシーンには深い意味があると思います。

それは、ナルトとサスケの中が受け継いだアシュラとインドラのDNAが和解したことで
長年の因縁を断ち切り、

ようやく、ナルトがずっと望んでいた
サスケとの"繋がり"が出来た
という意味があるのではないかと思いました。

その後の彼らは、お互いを信頼し、助け合う、
もう2度と切り離せないくらいの太い"繋がり"
を築いていることがBORUTOでよく描かれています。

ナルトの絶対諦めないという忍道が最も表れている象徴的なシーンだなぁと感じました。


<現代人の我々はここから何を学ぶ?>

現代では、Twitter、インスタなどSNSで簡単に繋がれ、繋がり方の種類がとても多くなってきています。

それらは、表面だけだったりして、一部分しか分からないことも多く、浅い繋がりだけしかない場合も少なくありません。
なんか、味気ないですよね。

リアルで、生々しく、
少しばかりめんどくさい、
そんなリアルな繋がりが欲しいなぁーって思いました。

ナルトとサスケは最初は方向性が違って、
何度も戦いますが、

最終的には、忍びの世界を良くするという
目標が一致し、その理想を追い続ける
"同志"として、生きていく彼らの

「太い繋がり」

にとても感動しました。

僕も本気でぶつかり合える

"太い繋がり"

を、たくさん作り、みんなと一緒に何かを創り上げ、世の中に貢献して、何かを残していきたい!

という、熱い思いが湧いてきました。


よし!まずは、ナルトを僕と一緒に

読み直しませんか?笑




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