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金継ぎ修行中 短期受講して4カ月の今

2023年11月に、3泊4日で4日間の金継ぎ短期受講をしてから4カ月


今回は割れた器の修理にも挑戦しました。

完成品はこちら


(左)2つの割れた修理前の器           (右)銀を蒔いて完成   


(左)2つに割れた修理前の器          (右)銀を蒔いて完成   




苦労したところ

1.写真上の方の器は釉薬がついていると思っていたのですが、
  うっすらとしかついていなくて、
  錆漆を削るときに耐水ペーパーで擦すり過ぎてしまいました。

  そこで、2度目に再度錆漆を盛ったときにはマスキングしました。

マスキングテープをして錆漆を盛ったところ



2.器の内側の錆漆を削るとき、カッターでは削りにくかったので、
  彫刻刀を使うと上手くいきました。

彫刻刀を使って錆漆を削る


今回は欠けた部分を麦漆で接着させた後、錆漆を盛るための溝を掘るためにリューターを使いました
初めてのリューターでしたので、なかなかきれいには線が引けず苦労しました


この2つ以外にも、私が一番初めて修理を手掛けた黄瀬戸のお皿も完成しました。これは欠けた部分が多かったのでかなり時間がかかりましたが、
これを仕上げるために何度も錆漆を盛り重ね、その度に乾燥と削りを繰り返したので、スキルを磨くことができました。

黄瀬戸
黄瀬戸の高台部分

「黄瀬戸の高台部分」の写真を見ていただくと、
お皿の側面部分の半分までしか釉薬が付いていません
下半分と高台部分は釉薬が付いていないので、マスキングテープを細かく張りながら作業をしました


現在も黙々と作業を続けています

割れた器の修理では
・麦漆の粘度
・割れた壁面の処理
・割れた破片と本体の接着でのずれ
・ズレが生じたときのやり直し
・ムロに入れる期間
等、ひとつ一つの作業で「これはどうすればいいかなぁ」と考えることが多く、やり直しの連続です
でも、そうやって考えて上手くいったときは嬉しいですね

また完成品ができたら記事にしようと思っています

読んでいただき、ありがとうございます
とても嬉しいです

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