男性一人称の好み
常々、選択肢は、女性の方が多いと思う。
例えば、会社に行く時の服装について。
男性はスーツ、女性は「オフィスカジュアル」と指定されることがある。
この「オフィスカジュアル」というものが厄介で、
「これは派手すぎるか？無難か？変か？」の判断基準が曖昧だ。
準備しておかないと、毎日何色のスカートにするか悩むことになる。
髪型も、男性は短髪の中でなんとかするのが一般的だが、
女性は、ショート、ミディアム、ロング、パーマをかけるか染めるか、アレンジをするかどうか、前髪作るかどうか、とにかく選択肢が多い。
その中で、男性の方が選択肢が多いものがある。
それは、一人称だ。
女性の一人称は、ほぼ「私」のみである。
男性は「俺」「僕」があるのに「私」まで使える。
ちょうど女性がスカートもズボンも履けるのと同じように。
選択肢が多いことは、いいことばかりではない。
これでいいのか、これでよかったのか、悩むからだ。
もしかして、男性の皆さんも、一人称を決める時に悩んだ、
そして、今も悩んでるのではないだろうか。
そこで、私の男性一人称の好みを聞いてほしい。
私に好かれたって、なんの得にもならないだろうけど、
異性の選択肢の好みを語る権利はあるはずだ。
男性の皆さんも、女性はショートカットの方がいいとか、スカートは短い方がいいとか、語っているではないか。
男性の皆さんには、ほんの少し参考になる。
女性の皆さんとは、一人称の好みについて、共に語り合える。
その他の性別の人も、多分参考になる。
なんと、全人類をちょっとずつカバーしている記事だ。
ターゲットを絞れ、という文章セオリーの、真逆。
noteだから出来ることである。
男性一人称の好み 結論
前置きが長くなってしまったので、結論から言おう。
ズバリ「自分のキャラと離れた一人称」である。
よく使われる一人称として「私」、「僕」、「俺」があるとする。
その中で、
「俺」って言いそうな人の「僕」「私」
「私」って言いそうな人の「僕」「俺」
「僕」って言いそうな人の「私」「俺」
に、惹かれるのだ。
ここで３つほど例を挙げてみよう。
「私」→「俺」の例：執事
一番「私」って言いそうな男、それは「執事」である。
ご主人様、お嬢様に尽くし、「私（ワタクシ）」という一人称を崩さない。
自らのプライベートを明かすことはない、謎な人物。
休みの日はそもそもあるのか、なんで執事になろうと思ったのか、
聞いても教えてくれないのだ。
その執事が、「俺」って言ったらどうだろう。
例えば、執事の仕事部屋に耳をそば立てると
誰かに電話してて「俺」と言っているのが聞こえる。
絶対、好きになる。私がお嬢様なら、それだけで。落ちる。
絶対妄想する。二次創作つくる（←なんの）
「僕」→「俺」の例：歌のお兄さん
「僕」と言ってそうな男性の代表は、歌のお兄さんである。
子どもたちに人気の、元気な親しみやすいお兄さん。
きっと一人称は「僕」だろう。そうに決まってる。
そんなお兄さんが、ついうっかり何かの拍子に「俺」と言ってしまう。
お兄さんの普段の姿、素が見えてしまい、かなりドキッとする。
歌のお姉さんと楽屋で何かあったのかもしれない。
絶対、好きになる。私が歌のお姉さんなら、それだけで。落ちる。
楽屋でなんかある。
絶対妄想する。二次創作する（←だからなんの）
「俺」→「僕」の例：ウエストランド井口さん
ウエストランド井口さんをご存知だろうか。
M-1 2022のチャンピオンで、舌鋒鋭いマシンガントークで有名だ。
ちなみに私が一番好きなネタは下記。
私は井口さんが大好きなのだが、そのことは別途語る予定だ。
井口さん、いかにも一人称「俺」という雰囲気ではないだろうか。
それなのに…なんと「僕」使いなのである。
そして、井口さん自身は信念を持って「僕」を使っている。
井口さんはnoterでもある。
引用することで井口さんのnoteに「あなたの記事が話題です！」と通知が来るのだろうか…胸熱なような怖いような…。
まあ、気にせず引用させてもらう。
井口 かっこつけなんだよ。みんなかっこつけて俺って言い始めてんだよ。俺って言うのかっこいいでしょって感じなんだよ！かっこつけんな！
皆が「俺」にすることに疑問を感じて、「俺」に変えなかったそうなのである。
周りに合わせて「俺」にするより、遥かにカッコいい「僕」使いだ。
インパクトの少ない「僕」↔️「私」
比較的インパクトが少ないのが、「僕」↔️「私」だ。
敬語でも「僕」という一人称は違和感がないので、
「僕」→「私」、「私」→「僕」、あまり気にならない。
亜麻布の定理
上記の感じ方から、公式を立ててみようと思う。
心惹かれる矢印を引くには、「俺」を真ん中にすればいい。
僕 ↔️ 俺 ↔️ 私
これを、「亜麻布の定理」として学会で発表することにする。（←なんの）
「俺」っぽいキャラの人は「僕」
「僕」か「私」っぽいキャラの人は「俺」
上記のように、一人称を変更すると、モテる可能性があることを示したい。
…例えば、私とかに。
（ #なんのはなしですか ）
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