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koro333
読者を蝶にする。
「花より団子」と言う言葉がある。
綺麗なものよりも、食べて美味しいものがいい。
美しくて役に立たないものより、実用性がある方がいい。
「花」を好む人もいれば、「団子」を好む人もいる。
そして、論争になりがちである。
だが、そもそも…
「花」と「団子」は、本当に二項対立なのだろうか?
試しに、人間の目線から離れてほしい。
目の前に、花畑が広がっている。
何色でもいい。どんな花でもいい。
一面青のネモフィラでも、
整然としたチューリップでも、
秋空の下に広がるコスモス畑でもいい。
人間目線だと、きっと「映える」。
心が洗われるような景色である。
だが、蝶の目線だと、どうだろう。
その景色は、食べ放題のバイキングである。
そう、蝶にとっては、「花こそが団子」なのである。
私は、文学みたいな話も書きたければ、お役立ち情報系も書きたい。
笑わせたいけど役にも立ちたい。
有料記事も書いてみたい。
花を目指すのか団子を目指すのかで、
読者層も変わってきそうである。
文学で仲良くなった人にいきなりビジネスの話をすると、
戸惑ってしまう気もする。
でも、読者を「蝶」にするとどうだろう。
蝶なら、ただ美しさを愛でる文章も、生きるためのビジネス系文章も、変わらない。
有益性と文学性は、離れているように見える。
陸続きではないように見える。
でも、どこかにトンネルがあるのではないか。
そのトンネルを、探り当てたい。
有益だけど文学性がある。
文学性があるけど有益。
そんな文章を目指していきたい。
そのため、ジャンルを絞り込まずに書いていこうと思う。
急にテイストの異なる文章を書くかもしれない、
でも、嫌いにならないで欲しい。
寂しがりやなのだ。
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