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福岡名物、言葉の刺身。

猫がおしりを叩いて欲しいと言ってきた。
それが始まりだった。

厳密に言うと、みんな大好き猫アイコンの福岡noter三毛田さんが、
「書くやる気を出すために、(精神的な意味で)おしりを叩いてほしい」
そのようなXでの呼びかけがあったのだった。

「三毛田さん、私なんかよりずっと書けてるお方なのに…?」
亜麻布ボブは訝しんだ。

でも、そんなのが気にならないぐらいの思惑が、私にはあったのだ。
「noteを書いている人と、実際に会ってみたい。」

インターネット上のオフ会に参加したこと、私はない。なんとなく、怖いイメージがある。でも、noteを書いている人は、人柄がわかる。無防備な考え方かもしれないけど、noteに書くことは嘘をつけない。長文だからだろうか。潜在意識が滲み出てしまう気がする。だから、noteでよく読んでいる人は実際に会ってもいいかな、と思っていた。

三毛田さんの呼びかけに、猿荻レオンさん、ミーミーさんのお二方が加わり、4人で昼飲みを行うことになった。

とても楽しみ過ぎたが、「あんまり楽しみにしすぎると家族の誰かが風邪をひく」というジンクスを恐れ、こっそりと楽しみにすることにした。


当日、私はいつもよりおしゃれしていた。文章で内面の内面まで見せている私が、実際の見た目を取り繕うのはなんか変な感じがした。

2歳児を夫に引き継ぐのに苦労した結果、遅れて参加することになった。
お三方はすでに顔を合わせたことがあるらしく、先に会場到着後に楽しんでてもらった。

出発し、そわそわと路線バスに乗り込む。久しぶりの一人のバス。福岡のバスは高速道路を走り、窓からは港や海が見える。7年住んでいるが、この景色が一番好き。この景色を見る時、私の中では『魔女の宅急便』のBGMが流れている。西鉄バスって箒だったっけ。福岡に来てよかった理由の一つだ。

いそいそと天神に到着。おしりかじり会場の「弐ノ弐」に向かう。いそいそ。はやる気持ち。三毛田さんのネコ柄セーターが目印らしい。見つけた。すでに談笑しているお三方を発見した。

とても不思議な感覚だった。
普段はnoteのアイコンを通じて話している、文章で会話している、その方々が、擬人化している。どっちが本当でどっちも本当。そして、皆さんアイコンや文章を擬人化したらこんな感じだろうな…というお人柄そのものだった。

猿荻レオンさんはスタイリッシュな美人さん。あの食べ物やお酒のお写真、文章の通りなお人柄。お酒が好きなとことろか、気さくなところとか、前の会社にいた好きなお姉さんに雰囲気が似てるなあ、それでも文章を書く熱が端々から伝わってくるのはレオンさんならではだった。

どの記事もタイトルから文章からかっこいい…
あぁ…あのお方が描かれてるんだなあ…と今も余韻に浸ってしまう。

ミーミーさんはとっても上品な奥様で、話を聞いていると一つ一つのエピソードがそのまま物語のよう。もっともっと聞きたいと思ってしまう。

本当に上記の物語、お話の仕方そのままだなあと思った。

三毛田さんはお話ししててもどこかミステリアスな雰囲気で、のらりくらりしてるところもある。やはり無敵のエッセイで沸かすnote、抜けてるとこさえ三毛田のエリア、誰もが目を奪われてくアイドルなだけある。(←ちょっといじってしまった。ねこさんごめんなさい。)

(↑お大事にされてください)

いつも文章で読んでいる「note」や「書く」という言葉が、実際に話し言葉になるのは新鮮で、まるで言葉がお刺身になっているみたいだった。

福岡はお刺身が美味しい。特に日本海側なのでサバなどが刺身の状態で食べられるのが魅力だ。当日も、ごまさばなどのお刺身を頂いて、とても美味しかった。

帰りに、Xで下記のように呟いたところ、多くのnote書きさんから「あのお三方にお会いできるとは羨ましい!」という声が上がった。

改めてすごい人たちと会ってきたのだなあ…と幸せをかみしめた。

福岡名物、言葉の刺身。
福岡に来てよかった理由が、また一つ増えた。






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亜麻布みゆ
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