なぜこれからのまちづくりにスポーツ施設が必要なのか
こんにちわ!
kouです。
前回の記事で、僕は「スポーツ施設とまちづくり」に興味ができたことの経緯を書きました。
ですが、こんなふうに思いませんでしたか?
「まちづくりにスポーツ施設は必要なの?」
「まちづくりするなら優先することもっと別にあるんじゃないの?」
というわけで、今回の記事では「なぜこれからのまちづくりにスポーツ施設が必要なのか」について書いていきたいと思います。
まずまちづくりの現状と課題について、広い視点から考えると
・少子高齢化
・中心市街地の空洞化
・地方財政状況の悪化
ここらへんが挙げられます。
少子高齢化は言わずもがなですよね(イーロン・マスクもやばいって言ってたし・・・)。
中心市街地を見れば、これまでの拡大期の社会構造の名残から、街の主要施設がどんどん郊外に広がることで、コミュニティの希薄化や自動車依存、公共交通機関の利用減などなど。
地方の財政は、公有資産の老朽化に対応したいが、人件費や扶助費、公債費などの高齢化社会に伴う硬直性の高い経費、いわゆる義務的経費により圧迫され、なかなか財源を生み出せないでいる。
そんな中で、コンパクトシティのような人を集めるような計画がここ10年くらいで行われるようになりました。
ですが、いくら人を街の中心に集めようとしても、今まで住んでいた人からしたら、なんで引っ越さないといけないんだ!お金ないよ!みたいな感じで人を集約することはなかなかハードルが高いと思うのです。
では、人を集めるためには?
僕の考えでは、その街のアイデンティティとなるような場所が必要だと思うのです。
例えば、フランスのパリといったら?凱旋門!とか、東京といったら?東京タワーみたいな感じで、その街のシンボルとなるものが必要だと思うのです。
でも、地方になればそんな他の地域と差別化できるようなコンテンツがないよ・・・。
こんな言葉が出てくると思うのです。
そこで提案なのが、
街の中心部にスポーツコンテンツを軸にした、複合型のアリーナやスタジアムを作る
のです。
・スポーツという時間軸があるコンテンツを地域に有することが出来る点
・特にアリーナの場合、稼働日をスポーツのみならず、音楽イベントやコンベンション等に利用できる点
・地域の日常に非日常の体験を定期的に届けられる点。
・防災の観点からも、避難場所となる点
・アウェイのファン等の地域来訪により、地域経済に寄与する点
・地域のシンボルとして、おらが町にはこれがある!を誇れる店
ざっくりと、こんな感じですが、イングランドプレミアリーグの光景や、NBAの現地を見てみると、その体験に笑顔を見せている人がたくさんいるのです。
地域の子供達がその地域のチームの名前を叫びながら応援し、それが後世に受け継がれていく。それが地域の歴史となり、他の地域との差別化を図り、コンテンツ自体がお金を生み出すようになると思うのです。
暗い話が多い今の日本ですが、僕が描く都市の未来像はそうであって欲しいなと思っています。