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推理問題 「鳥海と鷲尾の矛盾」

問題

鳥海鷲尾は、同じ会社の同僚であり、ライバルでもあった。二人はともに部長の鶴井に目をつけていたが、鶴井はどちらにも興味がなかった。ある日、鶴井が殺されてしまった。警察は二人を容疑者として取り調べた。

鳥海の証言:

「私は昨日の夜、自宅で一人で過ごしていました。鶴井さんには何の恨みもありません。私は彼女に惚れていましたが、彼女は私に気づいてくれませんでした。鷲尾さんは私のことを妬んでいました。彼女は鶴井さんに近づこうとしていましたが、鶴井さんは彼女を嫌っていました。」

鷲尾の証言:

「私は昨日の夜、友人と飲みに行っていました。友人に確認してもらえれば分かります。鶴井さんには感謝していました。彼女は私に仕事を教えてくれましたし、私も彼女を尊敬していました。鳥海さんは私のことをライバル視していました。彼女は鶴井さんに執着していましたが、鶴井さんは彼女を無視していました。」

警察は二人のアリバイを確認したが、どちらも嘘ではなさそうだった。しかし、警察は犯人が二人のうちの一人であることに気づいた。それはなぜか?そして、犯人は誰か?


以下解答





犯人は鳥海です。警察は二人の証言に矛盾があることに気づきました。鳥海は鶴井が彼女であると言っていますが、鷲尾は鶴井が彼女であると言っています。つまり、二人は鶴井の性別を間違えています。しかし、同じ会社の同僚であり、ライバルでもあるなら、鶴井の性別を知らないはずがありません。これは、二人が鶴井と接触したことがないことを意味します。では、なぜ二人は鶴井に目をつけていたのでしょうか?それは、鶴井が部長であり、出世のチャンスだと思ったからです。しかし、実際には鶴井はどちらにも興味がなく、無視していました。これに腹を立てた鳥海は、鶴井を殺害することにしました。しかし、鶴井の性別を知らなかったため、証言で間違えてしまいました。これが警察に犯人だとばれた理由です。

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