かぞくの心の中
最近、人の心の奥の気持ちが、気になる。
「体調は、大丈夫?」って、聞くと
「大丈夫だよ。」って。
本当に大丈夫な時もあるけど、
人によっては、心配させたくないから
「大丈夫。」って言う人もいる。
自分が行きたいわけじゃないけど、
相手の人を元気づけるために
一緒に行ってくれたり。
表面では、わからない。
人の気持ち。
私には、娘と2人の息子がいる。
3人とも成人している。
長女は、
しっかり者で、すごく頑張り屋。
私たちのことをいつも気にかけてくれる。
長男は、
心がやさしい。
誰に対しても、話し方も接し方もやさしい。
次男は、
口数は少ないけど、
物事をコツコツがんばる。
人に対して、無駄に愛想良くしたり
媚びたりしない。
私は、子供の頃
理不尽なことで怒られたり、
我慢させられたりした。
自分が親になり、
嫌な習い事をさせたり、勉強をしなさい等は子供たちには、言わないようにしていた。
でも
長女は、アトピーや腹痛で何度も通院をして、
長男は、喘息とアレルギーで何度も点滴をし、次男も喘息で何度も入院した。
いろいろ制限があり、我慢をさせたり
無理をさせたりした。
私も心に余裕がもてず、
話をきちんと聞いてあげたり、
一緒に遊んであげたりすることが、あまり出来なかった。
怒ってばかりだった。
やさしい気持ちになれなかった。
このままでは、虐待をしちゃうかもしれないと、病院の中の相談室や町の相談室に行った。
でも、「お母さんが変わらないと、ダメだよ。」としか、言わなかった。
自分を変えるって、どうすればいいか
わからなかった。
一日一日、その日を過ごすのが
精一杯だった。
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学
それぞれ、今のことをするだけしか出来なかった。
あっという間に過ぎた。
ちゃんと、子供たちの気持ちに寄り添えられたのか。
子供のとき、さびしい気持ちにならなかったか。
今も気になる、
私の家族で嫌じゃなかったのかと。