青山ミスコンに行ってみた

高校生の頃からミスコンがすきで、憧れをずっと持っている。

キラキラした日常をSNSで共有してくれる彼女たちは、the 大学生という田舎者の私に大学受験のモチベーションを与えてくれていた。

たまたま前日に当日券があることを知り、バイト帰りにパパッと応募して、勢いで行くことにした。フットワークが重めな私がこんなにもノリで予定を立てることは珍しい。

そして気がつけば電車に乗り、ホールまで着いていた。

それぞれの特技披露は、完成度の高いものもあれば、1ヶ月前から初心者で頑張りましたというものまであった。けれど一貫して皆が堂々と観客の前で輝いていたのは紛れもない事実で、かっこいいとかかわいいとかの前に、強いなって思った。
きっと人は大抵大勢の前に出る時、緊張を感じるだろうと私は考えているからだ。

これは主観だが、いろんな特技披露がある中で、やはり歌は1番心に届くなと感じた。

そしてここからが本題だ。

私がnoteに残したいと思ったことは、ミス4番の方の言葉だった。

人前に出ることが苦手で、目立たないように生きてきた。けど、夢を叶えるために一歩踏み出したいという思いで挑戦したと。誰かの挑戦するきっかけになればと。こんなことを話していた。

同じようなことを言っていた候補者は他にもいたが、なぜか彼女の言葉はすごく刺さった。なぜだろう。
実を言うと今回の青山ミスコンでイチオシしていた人はおらず、かわいい人揃ってるなくらいでSNSを見ていた。だから、特別4番の方を推していたわけではない。
でも、彼女の言葉は、取り繕った言葉ではなく、彼女が本当に思っていることを彼女の言葉で伝えていたのだと私は考える。そして、数分間の言葉だけで、話したことも、会ったこともない彼女の人となりが少しだけ垣間見れそれが私にとって心地よかったのかもしれない。

私はその言葉が自分に向けられた言葉として会場で受け取ることができた。
やっぱり、ミスコンに出て、私もこうやって挑戦するきっかけを与える人になりたいなって思った。

会場に行って一番不快だったことといえば、候補者が登場したり、賞で名前が呼ばれた時の盛り上がりの差が雲泥であったことだ。仲のいい友達なのか、はたまた沼りすぎて周りが見えないくらい叫んでしまうただのファンなのかわからないが、やるならみんなに対してやってほしいものだ。

いくら応援しているからとはいえ、あまり歓声や拍手が少ない候補者を思えば、心が少し痛くなるし、彼らを応援している人もきっとマイナスな感情になることは予想できる。しかし、こう言ってる私はと言うと、臆病だから声を出して名前を呼ぶこともできず、ただ拍手を送ることしかできなかった。

そんな臆病な自分、周りの目を気にする自分、みんなに嫌われたくない自分、反対されたくない自分、怖がりな自分を私は変えたいって今回思った。

誰に何を言われても、強く自分らしく生きていける自分になりたい。

青山ミスコンに実際に足を運んで、私は決意した。痩せて、ミスコンに出る。そして、自分に自信を持つことを。


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