CFP入門
CFP試験
CFPとは Certified Financial Plannerの略で、世界共通のファイナンシャル・プランニングの資格です。
CFP資格は、高度な知識と技能、経験と倫理観を持つFP技能者として認められるもので、日本では日本FP協会が認定しています。
CFP資格を取得するには、以下の4つの要件を満たす必要があります。
教育要件:日本FP協会が認定するAFP認定者、または大学院で所定の課程を修了した者
試験要件:CFP資格審査試験の6課目に合格した者
経験要件:ファイナンシャル・プランニングに関する通算実務経験3年以上の者
倫理要件:日本FP協会の倫理規定と行動規範に従うことを誓約した者
上記は4Eと言います。
CFP試験の概要
CFP試験は、毎年2回(6月と11月)に実施されます。
CFP試験は、以下の6課目で構成されています。
金融資産運用設計
不動産運用設計
ライフプランニング・リタイアメントプランニング
リスクと保険
タックスプランニング
相続・事業承継設計
CFP試験は、マルチプルチョイス方式(四肢択一式)で、各課目50問、1問2点の均一配点(100点満点)です。
CFP試験の試験時間は、各課目2時間(120分)です。
CFP試験の受験地は、24地区で実施されます。
CFP試験の合格ラインは、各課目ごとに設定され、試験結果発表時に公表されます。
CFP試験の合格率は、各回ごとに異なりますが、過去5年間の平均は約30%程度です。
CFP試験とFP1級の違い
CFP試験とFP1級は、ともにファイナンシャル・プランニングの資格試験ですが、以下のような違いがあります。
CFP試験は、日本FP協会が実施する国際的な資格試験で、CFP資格は世界27カ国・地域で認められています。
FP1級は、国内の資格試験で、FP1級資格は日本でのみ認められています。
CFP試験は、AFP認定者や大学院修了者などの受験資格がありますが、FP1級は受験資格がありません。
CFP試験は、試験要件のほかに、教育要件、経験要件、倫理要件を満たす必要がありますが、FP1級は試験要件のみで資格が取得できます。
CFP試験は、6課目の試験で、各課目に合格すると課目合格歴が付与されます。FP1級は、学科試験と実技試験の2つの試験で、両方に合格しなければ資格が取得できません。
CFP試験は、マルチプルチョイス方式で、各課目50問です。
FP1級の学科試験は、マルチプルチョイス方式で、午前学科50問です。
午後には応用試験5種15題です。毎年配点で右往左往します。
FP1級の実技試験は、2種類あり、実施主体がきんざいの場合は事例分析方式で行い面接方式です。
日本FP協会主催のFP1級実技試験は、筆記試験です。マルチプルチョイスの試験です。
CFP試験は、ファイナンシャル・プランニング・プロセスの6ステップに基づいた出題で、トータルな資産設計を重視しています。FP1級は、各分野の知識と技能を重視した出題で、個別の商品や制度に関する問題が多く出題されます。
CFPの学習法の概論
では、次にCFP試験の勉強の仕方についてお伝えします。
CFP試験の勉強には、以下のようなポイントがあります。
CFP試験は、ファイナンシャル・プランニングの知識と技能を総合的に問う試験です。
そのため、各課目の内容を個別に覚えるだけではなく、全体の流れや関連性を理解することが重要です。
CFP試験は、マルチプルチョイス方式ですが、選択肢の中には、似たような内容や細かい違いがあるものがあります。そのため、正確に読解する力や、計算する力、判断する力が求められます。
CFP試験は、6課目の試験で、各課目に合格すると課目合格歴が付与されます。
課目合格に期限はありません。
一度に全課目に合格する必要はありませんが、時間をかけて全課目に合格する必要があります。
CFP試験の勉強には、日本FP協会が認定する教育機関や出版社が提供するテキストや問題集、模擬試験などが役立ちます。
また、インターネットや書籍などで、最新の金融や税制の情報をチェックすることも大切です。
CFP試験の勉強には、自分のペースや目標に合わせて計画的に進めることが必要です。
自分の弱点や苦手な分野を把握し、重点的に学習することが効果的です。また、定期的に復習や模擬試験を行うことで、知識の定着や試験に慣れることができます。
2時間で50問。1問2分30秒で解くという力技勝負です。
捨て問題を作るのも1つの手段です。
以上が、CFP試験の勉強の仕方についての概略です。
6科目合格は大変ですが、時間と計算能力、科目に繰り返しで合格を目指しましょう♪