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2024年銘柄分析① アクシス(4012)第2Q決算分析

2024年銘柄分析①、株式会社アクシス(4012)(以下「アクシス」)の第2Q決算分析です。

※本記事は個別株の銘柄分析であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。個別株への投資は自己責任ですが、本記事が投資検討の一助となれば幸いです。



○はじめに

 アクシスの事業内容や投資対象としての魅力、第1Qについては、過去に紹介していますので、是非ご確認ください。


○概要

(1)業績

2024.8.8「2024年12月期第2四半期決算補足説明資料」より引用

 QonQで売上高17.0%、営業利益25.2%増。通期業績予想に対して営業利益進捗率は55.2%、経常利益率進捗率も55.9%と大変好調であります。計画を上回っておりますから、文句なしの一言ですね。

2024.8.8「2024年12月期第2四半期決算補足説明資料」より引用

 四半期業績別では売上高は前期に引き続き過去最高、営業利益も2Qで過去最高ということで、成長を続けていることがうかがえます。

2024.8.8「2024年12月期第2四半期決算補足説明資料」より引用

 事業別では、特にITサービスの伸びが顕著で、車両運行管理サービス「KITARO」の契約台数が第2Q時点で通期達成しております。
 KITAROはサブスク形態で、第2Qでの通期達成は想定していなかった収益が第3,4Qで上積みされることになりますから、さらなる成長が期待できますね。

(2)システムインテグレーション事業

2024.8.8「2024年12月期第2四半期決算補足説明資料」より引用

 順調で言うことないですね。受注残高は前期比減ですが、8月28日の機関投資家向け第 2 四半期決算説明会で第2Qは季節的な要因で少ないとの発言がありました。実際にQonQでは大幅に増加しておりますので、全く問題なさそうです。

(3)ITサービス事業

2024.8.8「2024年12月期第2四半期決算補足説明資料」より引用

 ITサービスは先述のとおり、「KITARO」の契約台数が第2Q時点で通期達成です。
 一方で、第1Qと比較して契約台数が伸びているのに売上高が下がっているのはなぜなのでしょうか。無料トライアル期間が関係しているのでしょうか。よく分からないのでIRに確認してみたいと思います。

(4)財務状況

2024.8.8「2024年12月期第2四半期決算補足説明資料」より引用

 財務状況に関しては、引き続き高い自己資本比率を維持しています。
 欲をいえば、負債に対して現預金がかなり多いので、もう少し積極的に投資をして、成長を加速してほしいところです。

(5)IT事業新サービススタート

2024.8.8「2024年12月期第2四半期決算補足説明資料」より引用

 ITサービスの新事業として、中小企業のDX化支援サービス「まるっとアクシス」が発表されました。
 ストックビジネスとして、これからの成長を期待しています。

○通期業績について

  小倉会長は8月28日の機関投資家向け第 2 四半期決算説明会で、上方修正には触れなかったものの、下半期のネガティブ要因はないと発言されてましたので、かなり保守的に見ており、少なくとも通期業績達成は固いのではないかと感じました。実際に下半期業績は、前年度比約5%の利益上乗せがあれば達成となりますので、上方修正の可能性もありそうです。

「かぶたん 4012アクシス 決算ページ」より引用

○株価について

 アクシスは、DXという事業性に加え、安定性、成長性、財務も非常に素晴らしいので、もっと評価されていいと思っております。
 現在は軟調な状況が続いていますが、今後はかなり高い確率で上がっていくのではないでしょうか。

○最後に

 本銘柄については、引き続き四半期ごとに分析を進めていきます。
「スキ」&「フォロー」をいただけると、大変モチベーションにつながりますので、本記事が気にいっていただけたなら、是非是非よろしくお願いします!

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