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「負けない投資×3年で2倍」銘柄分析2024④オプティマスグループ(9268)

2024年の「負けない投資かつ3年で2倍が狙える銘柄~第4弾~」は、株式会社オプティマスグループ(9268)です。事業内容、投資対象としての魅力に触れ、負けない理由および3年間で2倍が狙える可能性を解説します。(令和6年7月19日時点のデータをもとに作成 株価598円)

※本記事は個別株の銘柄分析であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。個別株への投資は自己責任でお願いします。




○事業内容

 株式会社オプティマスグループ(以下「オプティマスG」)は、日本からニュージーランドへ中古自動車輸出事業を中心に、検査、物流等、自動車に関連する分野で事業を拡大している会社です。
 また、近年ではオーストラリアへの事業拡大を進めており、業績も急成長しているグロース企業になります。


〇中古自動車の需要が高いニュージーランドとオーストラリア

 会社の魅力を説明する前に、オプティマスGの主戦場となるニュージーランドとオーストラリアの自動車市場について説明します。

(1)新車・中古車ともに、ほぼ全てを輸入に頼る構造

「株式会社オプティマスグループHP」より引用

 ニュージーランドとオーストラリアの自動車産業は国内自動車メーカーがなく、新車・中古車ともにほぼ輸入に頼っている構造のため、自動車輸出事業会社にとって非常に魅力的な市場となっています。

(2)左側通行で日本車との親和性が高い

「株式会社オプティマスグループHP」より引用

 ニュージーランドとオーストラリアの車両道路は、日本と同じ左側通行のため、右ハンドルの日本車と親和性が高く、日本から輸入される自動車の比率が高くなっています。実際に、ニュージーランドでは、2023年の輸入自動車の約40%が日本の中古自動車で占められているようです。

(3)若者が多く、人口が増加し続ける両国

「株式会社オプティマスグループ 2024年3月期決算説明資料」より引用

 ニュージーランドとオーストラリアは移民政策により人口が増加し続けています。人口が増えれば、それに応じて自動車利用者も増えますので、市場として安定かつ継続的な成長が見込めます。これは人口が減少している日本とは大きく異なる点で、オプティマスGの事業環境は、かなりのアドバンテージがあるのではないでしょうか。

「世界経済のネタ帳」より引用

 両国の合計特殊出生率は2を下回っていますが、日本の1.29よりははるかに高く、現在の人口構造が20~30代が中心であることを踏まえると、今後10~20年は内需の増加が見込め、市場のシェアを維持するだけでも、売上高の増加を見込むことができます。


 ここからはオプティマスGの投資対象としての魅力を紹介します。

○投資対象としての魅力①~負けない投資~

(1)需要が高い事業環境

 上記にも記載していますが、中古自動車の需要が高いニュージーランドとオーストラリアを中心に事業を展開しているため、今後も安定かつ継続的な成長が見込まれます。

(2)PER約9倍は割安、ROE15%以上は高水準

 上場企業のPERは15倍以下が割安とされており、PER約9倍は、業種別PER平均(卸売業)のプライム市場約13倍、スタンダード市場約11倍と比較しても、割安感があると言えます。(「日本取引所グループ 規模別・業種別PER・PBR(連結・単体)一覧 2024年6月」より)

 また、一般的にROEが10%を超えている場合、経営効率がよく投資価値のある企業であるとされており、中小企業の業種別ROE平均(卸売業)10.5%と比較しても、オプティマスGのROE15%は、より効率的に利益をあげていると言えます。(中小企業庁「令和4年調査の概況」(令和3年度決算実績)より)

(3)高成長にもかかわらず高配当

「オプティマスグループ 経営計画説明会(2025年3月期~2027年3月期)資料」より引用

 オプティマスGは近年オーストラリア企業のM&A等を実施し、高い成長力を保っているにも関わらず、配当性向30%を表明しており、7月19日現在で4%を超える高い配当利回りを維持しています。


○投資対象としての魅力②~2倍が狙える投資~

(4)中期計画の成長性「◎」。前回計画も達成で蓋然性「◎」

「オプティマスグループ 経営計画説明会(2025年3月期~2027年3月期)資料」より引用
(前回計画)「2023.5.15 株式会社オプティマスグループ 経営計画( 2024年3月期~2026年3月期)」より引用

 中期計画については、オーストラリア企業の買収により、2027年3月期に純利益を2.5倍まで増加させるという、とてつもない計画を打ち出しています。
 オプティマスGは前回の中期計画を前倒しで達成しており、2025年3月期からは買収企業の業績が通年で経常されるため、成長性およびその蓋然性について、来期は非常に期待が持てます。

(5)配当は4年連続増配。来期の配当予定にも注目。

「株式会社オプティマスグループ 2024年3月期決算説明資料」より引用

 オプティマスGは4年連続増配中であり、来期は24円を予定しています。2027年3月期の業績を勘案すれば、配当額も更に上がるはずで、現在の株価での購入は、キャピタルゲインだけでなく、高いインカムゲインも期待できそうです。

(6)4か月前には1,100円に到達。増資で株価急落した今がまさに狙い目!?

「SBI証券 株価チャート」より引用

 オプティマスGの株価は、会社の急成長にともない、2024年3月に1,100円の値をつけました。しかし、買収したオーストラリアの企業が高額であったことから増資懸念が高まり、徐々に値を落としていき、5月中旬に増資発表があったタイミングでさらに急落、現在の600円程度に落ち着いています。      
 高値から約45%下落はしたものの、直近の不安材料はなくなり、もともとは高成長&高配当の素晴らしい会社ですから、今後は高値に向かっていくことが予想されます。


○最後に

 投資に絶対はありませんが、オプティマスGへの投資については、損する可能性が低く、3年後には株価もかなり成長していることが予想されます。個別株での投資を検討されている方は、本記事が検討の一助となれば幸いです。
 本銘柄については、決算短信が公表される四半期ごとに分析を改めていきます。「スキ」&「フォロー」をいただけるとモチベーションにつながりますので、本記事が気にいっていただけたなら、是非是非よろしくお願いします!




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