国力の低下の改善策は!?
「人材・防衛・・・そがれる国力 通貨急落 成長描き直せ」
通貨の急落によって人材や防衛がそがれることによって国力が落ちている、そのため、成長を描き直せ、ということでどのような成長を描き直すことを考えたのかと読み進みますと、以下のことが書いてあります。
“成長を続けるには新たな成長戦略の構築を急ぐ必要がある。ヒントの一端は九州にある。”
その後で、九州だけ黒字に転じたことが書いてあり、その理由が次です。
“九州には自動車大手の製造拠点が集まるうえ、熊本に工場を設けた半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)を中心とした製造網が生まれつつある。”
その後で
“製造業の集積には電力の安定供給が欠かせず”
ここまでは理解できました。
製造拠点を設けて、そのために電力が必要であると。で、その後に
“一翼を担うのが原発の稼働だ。”
つまり、この記事で言いたかったのは「原発の稼働」のことだったのかと。
確かに原発の稼働で電力の供給や電気代をおさえるためには不可欠かと思いますが、私は外国から人とマネーを呼び込んで成長をとげることを考えているのかと思って読んでいたので、論点がずれたような気がしました。
その後にもちゃんと以下のように書いてあります。
“1992年にポンド危機に陥った英国は、移民規制や投資規制の緩和を進めた。産業革命を最初に成し遂げた資本主義の老舗は、外国から人とマネーを呼び込んで経済成長につなげた。”
製造拠点を集めるために原発「も」重要かもしれませんが、TSMCが九州に拠点を設けたのはまた別の理由ではないでしょうか。
そう考えると、北海道にラピダスが製造拠点を設けています。
確かマイクロンデバイスは広島で、エヌビディアも日本に製造拠点を作るとかだったと思います。
また今日の記事にもありましたが、「シャープ、堺にデータセンター」と題する記事があり、大阪の堺にデータセンター運営に乗り出すと。
それから、社説に「データ拠点投資を持続的成長の起点に」でアマゾン・ウェブ・サービス、マイクロソフトなどもデータセンター投資のことが書いてあります。
ということはすでに外国から呼び込みはできているとみるべきかと思います。
原発について、昨日の記事「原発、揺らぐ脱炭素電源 資材・人件費高騰、コスト重く」で小型モジュール(SMR)でさえ断念すると書いてありました。
日本では別な意味で再稼働は進まない現実はあると思いますが、こういう現実もあることは頭に入れておかないといけないでしょう。
あとはじめの記事に戻りますが、気になったのは日銀の植田総裁の発言を岸田さんが修正させたという部分と、円安は日本側の問題だと書かれている部分は果たして、本当にそうなのかと少し気になりました。
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