なぜ株式投資で儲けられないか
3回目の投稿です。平日なら翌日買い付ける銘柄を紹介するだけで書き込めると思って始めたので、休日はいずれ投稿しなくなると思いますが、まだ始めたばかりなので今日も思ったことを書きます。
株式投資は簡単に儲かりそうで、難しいです。
私の場合、今の手法に改めるまでは、取引自体の利益はトントンかごくごく僅かプラス。
投資顧問、ネットの有料情報に支払った額を加味すると、マイナスです。
過去1年でそういったマイナスは取り戻せましたので、長い勉強期間だったなと思っています。
経済評論家の上念司さんの表現を使えば、「東京証券取引所大学で長年留年を続けていた」ということになります。
では、なぜ私が儲けられなかったのか。
初回に書いた通りです。
知識もなければ経験もなく、自分の手法というものがなかったからです。
仕事を考えてみれば分かりますよね。
どんな職種であれ、知識と経験があって初めて自信を持って仕事ができます。
働き始めの時は失敗がつきもの。
上司や先輩に叱られ、学び、何年かかけて、その会社の「戦力」となるわけです。その間に、自分なりの仕事の手法が見つかり、「彼はすごい」と言われるようになれば、本物でしょう。
多分、私だけではないでしょう。株式投資を舐めている人が多いですよね。
なんとなく誰でも一攫千金を狙えるような錯覚を持ちやすいように思います。
だから、株式投資による収入を「不労所得」と言い切る人が多いわけです。
でも、やってみればそれは違うと分かります。
株が上がっているときも、下がっているときも、売買いずれのスタンスを取るにせよ、実際に自分の資産の一部を投入するときに恐怖感を感じます。
1万円の買い物をするときに、長時間悩む小市民にとって、一瞬で数万円どころか、10万円、100万円の単位の資金が溶けてしまう可能性が常にある株式投資は本来は生やさしいものではありません。
それでも、錯覚してしまうのが人間の悲しいところ。
なぜなら、なんとなくやっていても、儲けられる時があるから。
損しても、次はなんとかなると思ってだらだらやっていました。
実はチャートの分析で少し自信が出てきた時期があったのです。
しばらくは順調に儲けられる時期があったのですが、ぼろぼろに逆回転したのが昨年の春。
また、いずれ書くと思いますが、結局は単純なミスがあったせいでした。
そこで、虚心坦懐に自分自身のトレードを振り返ってみた時、「情報過多になって、複雑なことを考え過ぎている」と思うに至りました。
手数料や税金を度外視して言うと、株は買った時の値段よりも売る時の値段がプラスになります。
損するということはその逆をやっているということ。
単純ですが、私はそのことを理解していなかった。
安く買って高く売る。
このことを実践できていなかったことに思い至りました。
そこで、「安く買う」とはどういうことなのかを考えました。
すると、「安い」ということも当たり前のことなのに知らなかったことに気づきました。
ちょっと長くなりましたね。続きは次回に書きます。