変形性股関節症の方で筋力低下しやすい筋肉って?
おはようございます!ジョイントフィットネストレーナーの中尾量です。
今回は変形性股関節症の方で筋力低下しやすい筋肉について紹介していきます。
今回の記事が参考になれば幸いです!よろしくお願いします。
筋力低下しやすいのは中殿筋
変形性股関節症の方で筋力低下しやすい筋肉として、まずは中殿筋という股関節の外側にある筋の筋力低下が生じやすいです。
中殿筋とは股関節を外に開く外転という動きに作用します。
また、歩行時に骨盤を水平に保つ役割もあり、非常に重要な筋肉です。
では、なぜ中殿筋の筋力低下が生じやすいのでしょうか?
変形性股関節症の方で大腿骨頭が外上方へ偏移すると中殿筋の筋肉の長さが変わるから
原因としては、大腿骨頭が外上方へと変異してしまう原因が考えられます。
臼蓋形成不全などで臼蓋の形成が不十分な場合、大腿骨頭は次第に外上方へどずれていってしまいます。
中殿筋は骨盤から大腿骨に付着している筋肉なのですが、大腿骨頭が上へとずれる分、骨盤と大腿骨の距離が近くなってしまうので筋肉の長さが短くなってしまいます。
その結果、適切な力を発揮することができず筋力低下につながるといった流れになります。
逆に考えると、中殿筋の筋力をリハビリなどで維持することで大腿骨頭が上方へと偏移しないように予防していくことが重要だとも考えられます。
以上変形性股関節症の方で低下しやすい筋肉について紹介していきました。
今回の記事が参考になれば幸いです!最後までお読みいただきありがとうございました!