手術後の皮膚の治癒過程って?①
おはようございます!ジョイントフィットネストレーナーの中尾量です。
今回は手術後の皮膚の治癒過程について紹介していきます!
もしかしたら今後手術などを控えている方もいるかもしれませんが、予めどんな流れて手術した傷口が治っていくのかわかると術後の不安も減ると思います!
今回の記事が参考になれば幸いです!宜しくお願いします!
皮膚の治癒過程は4段階に分けられる
皮膚の治癒過程は①血管凝固期②炎症期③増殖期④再構築/成熟期の
4段階に分けられます。
※治癒過程には個人差があり、それぞれの時期が明確に分かれているわけではなく、重なりながら治癒過程は進んでいきます。
それぞれ詳しく紹介していきますね。
①血管凝固期(損傷後数時間)
まず皮膚が手術や怪我などで損傷した場合に起こる反応は「止血」することが重要になります。
血液を固めて止血するためには2つの機能で止血をします。
「一時止血」
血液が血管外に漏出することで、血管の収縮や血小板が集まり、損傷部位をふさぐ反応をします。
「二次止血」
集まった血小板にフィブリンという繊維が凝集し、さらに血小板でできた血栓を補強する
このように、まずは傷口をふさぐ作業が行われます。
②炎症期(損傷後1~6日)
この時期は、壊死した細胞を取り除いたり、侵入した細菌や細胞の残骸を取り除く為に、様々な反応が起こります。
血管を拡張させることで壊死した細胞などを流します→創部が腫れたり、熱をもっている状態
また、白血球が創部にあつまり、壊れた細胞や体内に入ってきた細菌を食べ、感染症を防いだり、新たに皮膚組織や血管を作るために体内の細胞に命令を送ります。
炎症症状は損傷後48時間がピークと言われているため、よく医療機関で2~3日後が痛みのピークですと言われるのはこういった背景があります。
以上、皮膚の治癒過程について紹介していきました!
また次回以降で続きの段階を紹介していきます!最後までお読みいただきありがとうございました!